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沖縄で家をフツーに買う話〜土地探し編〜

さて今回からは実際に場所探しのプロセスである。
ちなみに今現在まさにここでこれ以上はリアルワールドでの時系列の進行を待つ形になる。

まず手始めに探ったのはこのエリアである。


基本的に北中城IC周辺はスイートスポットだと思っているのでここら辺で見つかるようならそれに越した事はない。
大体ここら辺の土地なら概ね希望水準は満たせる筈だが、
理想的には土地が広く角地だとなお良い。

今日走ってみて思ったが沖縄はどこを走ってもあまり限界集落感がない。
島自体の面積が狭い事もあってか所狭しと人が分布している。
北部の名護やさらにその先の国頭までいけばそういう雰囲気も出ていそうだが、流石に北中城あたりはまー普通に新築だらけである。となるとちとコンセプトの負動産探しという方向性は厳しいかもしれない、がひとまず今日走った中でも何軒か光る物件を見つけたので紹介したい。

1軒目はココである。
登又のサンヒルズタウンからIC側に下っていく途中の小道にそこはある。

こりゃ〜良物件であるまず何がいいって物件そのものがコンパクトなのがいい。一度取り壊すにしてもデカければデカいほど当然費用がかさむ。
壊すのなら小さいに越した事はない。
なお木造であればさらに解体費用が安く済む。
が、沖縄の家はコンクリート造りがデフォルトのようでそもそも木造を見ない。ここは平家というだけでラッキーと思うべきだろう。

放棄された家具等もそこまでなさそうなのもポイントが高い。
かつ周辺土地の広さも申し分がない。
隣地との境界があいまいだがそれを気にしなければいけない程、隣の家が近いわけでもない。以上の事からココは普通にアリ物件である。かなり有力候補である。

やや懸念点があるとすれば
前面道路がどーもキナ臭い点である。
ここら辺はまだいまいちよくわかっていないのだが、とりあえず家は建築基準法上の道路とやらに2m以上くっついてないとダメらしい。
そうでなければ家を建ててはいけないという規制があるようだ。
そしてその建築基準法上の道路というのは大体幅が4mあるのが条件の様だが、
ここの土地の前の道路は農道のあぜ道の様な感じで軽トラ1台くらいの幅しかない。
おそらく2〜3mくらいなもんだろう。ここが大丈夫かどうかは非常に大きな問題である。
土地を手に入れましたが家は建てられませんでしたじゃ意味がない。

一応4mなくても2項道路とかみなし道路とか特例がある様なのだが、どーもまだよくわかっていないので本格的に買う段階になったら整理しようと思う部分である。
そもそも土地がいいと言っても持ち主が売る気がなかったらそもそもそれで終わりなのである。候補は多く、期待はほどほどに持つくらいで丁度いい。

さて、廃棄物件を見る際のチェックポイントとしては
物件の立地や環境、木造かコンクリートか、大きさはどうかなどがあるが
他にも境界票の確認、及び水道管の口径の確認も重要である。
前者の境界票は隣地との境界線をはっきりさせる為に地面に埋められているものでコレがないととなり近所との境界線があいまいになり、後々トラブルの種になる、らしい。
が、これに関してはあまり埋められているところを見かけない。
沖縄県内ではそこまで気にされていない印象である。あればラッキー程度でいいだろう。
水道管については当然住むにあたって引き込みが必要になるが住宅用のものとしては大体13mmのものと20mmのものが採用されている様だ。
20mmの方が当然出力が高いので、水道の勢いが強い他、13mmだと水道管の開口数に制限がある様である。後々の事を考えるとこれも20mmの方が良さそうだが、まあ廃棄物件なだけあって築古な事が多く13mmのものが殆どである。
13mmから20mmの入れ替えには数十〜百万程度の費用が生じる様だが、これもまああったらラッキー程度のものだろう。

さて、個人的に意識しているチェックポイントはそれくらいである。
エリア内にもう一軒廃棄物件があったので共有する
コチラである。


ここは立地は上々だが物件の条件はちと渋めである。
まず家財の残置物がかなりある上に物件自体の坪数も多く、解体にかなりの費用が出そうである。
ただ逆に言えばそれをクリアできればあとは問題は少ない。
前面道路に関してはおそらく建築基準としては問題ないし、水道管はどうやら13mmで境界票も見つからなかったがまあ隣とはしっかりフェンスで区切られているのでそこまで問題になる事はあるまい。

残置物が多いという事は相続人が殆どこの土地+物件に関心を持っていないと予想されるので譲ってくれる可能性も高そうな点はポイントである。

さて、今日だけでおおよそ100〜200軒くらいみて回った気がするが、明らかな廃棄物件はわずかこの2軒のみであった。
中々沖縄県内の住宅市場はまだまだ流動性が高い様である。
あと20年もする頃には日本の1/3が空き家になると言われているらしいが本当か??
少なくとも沖縄に関してはその波が来るのは本州よりは時間がかかりそうである、がとりあえず100軒ほど廃棄物件を見つける頃には1軒くらい譲ってくれる人も出るだろう。

まずは地道にそれを探していくのみである。
また次回は別な土地での廃棄物件を紹介したい。

おまけ

こんなトコあったんだシリーズ①
安谷屋ペットカフェ?
ニューファミリーカフェ パパヴェルガーデン New family cafe Papaver Garden
こんなんがいいですねェって家が建っていたので思わず撮影
いくらで建てたか教えて欲しい

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