日本のコロナ禍における虐待と貧困問題
コロナのパンデミックによって家にいる時間が増えた。ずっと同じ空間にいると喧嘩が増えたなどと言われている。とくに児童において今年は19万もの虐待相談があったそうだ。自粛をしないといけないという背景からその虐待は増加傾向にある。
開発途上国ではよく貧困の問題が取り上げられるが、日本でも実は7人に1人は貧困だと言われている。
貧困、虐待といった問題の解決には福祉や社会の役割は欠かせない。
しかしながら、そのような問題について福祉が十分な対応ができているかというとそうではない。
福祉の役割が脆弱であっては虐待、貧困の負の連鎖は止められない。
筆者も親が過干渉であり家にいる時間が増えて喧嘩をし、家出をしたこともあった。
19万もの相談があるということはそれだけ多くの子どもが困っており、筆者の状況よりも深刻であると考えられる。
テレビ(クローズアップ現代)において田奈高校(神奈川県)が取り上げられていた。
基本的に誰でも田奈高校に入学できる。
過去に不登校だった生徒、家庭に問題がある生徒、貧困な生徒、ヤンキーと多種多様である。
コロナ禍の影響もあるのか、田奈高校の中退率は16%らしい。
他方全国平均(高校生)では0.8%と差は歴然である。
不登校といった生徒の対応をするのは学校であるが、そこまですると先生の負担が増加してしまう。
ほんとうは福祉の役割であるが、学校はライフラインとなっている。
このような学校に通う生徒にとっては勉強ではなく、福祉が必要である。
途上国だけでなく、日本でも貧困や虐待の問題は実は深刻である。
さらに田奈高校というような役割をしてくれる学校もまた必要不可欠である。
参考文献
https://www.minkou.jp/hischool/school/1273/
https://www.minkou.jp/hischool/school/exam/1273/
https://www.mhlw.go.jp/content/000696156.pdf