王さまの本棚 39冊目
『かるいお姫さま』
ジョージ・マクドナルド作/脇明子訳/アーサー・ヒューズ挿絵/歌崎秀史カバー絵/岩波少年文庫
で、アーサー・ヒューズの絵はそれで、伝統的でとても好きなのですが、このごろ、モーリス・センダックの絵でハードカバー版がでました。
訳はそのまま、脇明子さんの自然な訳です。
この装丁見て!近年まれにみる(ということもないけどかなり力の入った)うつくしい本です。大好きなお話がこんなすてきな本になって、うれしいうれしい!
センダック画のお姫さま(赤ちゃん)の顔見て噴いたけど。ちょっと待ってなんか邪悪。
そしてこんな、新しい出会いもありました。気になってたけど読んでないっていう例の、あれ。心の積読ってやつ。
マクドナルドはトールキンやC.S.ルイスを語るうえで欠かせない作家ってよく言われているので(どの辺がそうなのかはよくわかっていないのですが)、チェックしておきたいところです。そう、これは購入して、物理的に積読しています。はよ読みなん。
で、『かるいお姫さま』も好きなんですが、わたしが(挿絵ではなくお話としてもっと)好きなのは、岩波少年文庫版に『かるいお姫さま』と一緒に入っている、『昼の少年と夜の少女』。べたと言われようがありがちといわれようが、これが元祖だ!
トールキンといいマクドナルドといい、祖にして至高っていうのはどういうことなんでしょうね……。と、今年に入ってから休み休みファンタジーを書いたりなんだったり休んだりしながら、いまも休んでいるんですが、思うわけです。
そうそう、詩アカウントを作って、ぼーちぼーち書いています。
よかったら安野丹束で検索してみてください。
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