『漆黒のヴィランズ』パッチ5.2メインクエストの感想
ごきげんよう。
先日に引き続き『ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ』のパッチ5.2『追憶の凶星』の感想を書いていきます。
例に漏れずネタバレがあるのでご注意ください。
今回の写真は「アシエン・ナプリアレス討滅戦」直前、足元に推しの死体が転がってる中で撮った写真です。幻想薬でアウラになったばかりの時です。
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『白き誓約、黒き密約』感想記事はこちら
『漆黒のヴィランズ』感想記事はこちら
『漆黒のヴィランズ』予想記事はこちら
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ここの文字数が少ないと一部サービスにアドレスを載せた時に本文までプレビューで出てくるのでかさ増ししておきます。
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逆張りヒーロー登場
大罪人と言われた「光の戦士」達アルバート御一行の汚名を返上しようと奮起する闇の戦士達。
しかし、そこにアルバートの姿をしたアシエン・エリディブスであろう男が現れ、「みんなで光の戦士になろう!」と扇動する。
アルバートはそんな事言わない
アシエンの目的はわかりませんが(そもそもアシエンかどうかも不確定要素ですが)、『漆黒のヴィランズ』を通して共に戦い、魂を共にした英雄アルバートを汚された気分になって非常に不愉快極まりない。
以後、この偽アルバートが登場する度に主人公や暁御一行同様、私もかなり不機嫌になっていました。
感情がシンクロしている…。
しかし、人々の中で英雄と語られる者が「君もヒーローになれる」と言う展開自体はヒーロー物としては王道かつ泣ける展開。
実例を挙げれば、『からくりサーカス』の鳴海と勝とか、『アメイジング・スパイダーマン2』のスパイダーマンと少年とか、昔から今まで現役で使われている手法です。
こういう王道展開を悪の手法として行うというのは、ここ数年くらいの逆張りヒーロー物で良く見る手法でもあります。
悪意のある表現なので例は挙げません。
だからこそ、こういう皮肉めいた表現はとても苦手なのですが、それと同時に『ファイナルファンタジーXIV』ならびに『漆黒のヴィランズ』とは、何年もの積み重ねを経て王道のヒーロー展開を行う土壌を築き上げ、しかもそれを「闇の戦士」というテーマを使って今流行の「悪が正義で正義が悪」ジャンルに見せかけ、しっかり正統派の正義の物語を行い、その上で物凄く綺麗に物語を着地させている事が素晴らしいと思っています。
逆張りも土壌がしっかりしていれば美味しい。
アルバート、本当の英雄はお前だよ…。
直後にウリエンジェによって偽アルバートはアシエン・エリディブスでしょうという話がされました。そりゃそうでしょうね。
ラケティカ大森林へ
懐かしのラケティカ大森林。ギャザラー向け蛮族クエストが受注できたので先にそちらをプレイしました。
キタリの水蛇様。帽子などを被っていてかわいいですね。
何が開放されるんだと思ってプレイしていたキンフォート君のお手伝いクエストと双子のヴィース族のクエストはこれに繋がっていたんですね。
キンフォート君と水蛇様が好きなのでちゃんと進行してストーリーも追いかけておきたいところ。
ついでに未開放だったナマズオ族蛮族クエストも開放しました。
これと蒼天街復興を合わせて全ギャザクラレベル80への道が開けてきました。頑張っていきましょう。
閑話休題。ファノヴの里にてアルメ達「ロンカの護り手」と再会しました。ウィメちゃんが推しです。
メインストーリーでもやったように、また一緒に遺跡探索が出来るようです。
5.1の時にも漠然と気付いてはいましたが、これは各パッチで5.0で旅した場所をもう一度探検できる意図がある気がします。
もうレイクランドは行ってるとして、前回はアム・アレーンとコルシア島、今回はラケティカ大森林とテンペスト。
5.3はイル・メグかな。また「かわいくて美しい我が枝フェオちゃん」に会いたいですね。
ついにアルメ達と遺跡探索。早速ウィメちゃんがお茶目をしてやけに胸の大きいヤバそうな生物が目覚めてしまいます。
異常性癖?
この生物によって与えられた試練をクリアするという物。1ミスしましたがなんとかクリアしました。
それにしても捉えた人間をカードに変身させてクイズに間違えると奪われてしまうというのは中々の状態変化系特殊性癖ではないでしょうか。
普通に遺跡探索のストーリーとミニゲームが楽しかったのもありますが、ここだけ急にクリエイターの性癖を感じて凄く印象に残っています。
こういうの、もっと遊びたいですね。
5.1からの流れも考えると、『漆黒のヴィランズ』のパッチはストーリーも勿論良いのですが、とにかく根っこが明るくてコメディ色も強く、プレイしていて純粋に楽しいという感想を常に抱く事が出来ます。
5.2ではこのラケティカ大森林のストーリーが一番楽しかったです。
カード化
ルナル君
ラケティカ大森林のメインはファノヴの里よりも「夜の民」ですね。
第一世界のヤ・シュトラが所属している組織(?)であり、彼女をマトーヤと呼び慕う者達がいる場所です。
そんな夜の民の物語で多くの人が印象に残っているのはやはりルナル君ではないでしょうか。
主人公たちを「闇の戦士」であると見抜いたルナル君。カッコいい見た目とは裏腹にとても純粋で仲間思いの良い子です。
そんなルナル君と再会出来たのも束の間、彼はヤ・シュトラがいつか原初世界に帰ってしまうこと、帰ってしまえばもう二度と会えないかもしれないことを知ってしまいます。
ルナル君…
私は純粋な感情にとても共感してしまいます。
前回の記事でも語った「アリゼーへの共感」もまた、彼女が誰よりも純粋な存在故のものでしょう。
そしてルナル君もまた、誰よりも純粋な青年でした。
誰よりもマトーヤの姐さんに憧れ、彼女を慕い、夜の民を想い、仲間を大事にする彼に共感し、彼の事を好きになっていきます。
だからこそ、このシーンで彼が目を背けてはいけない、いつか訪れる未来を知ってしまったのに、落胆することも涙を流すことも出来ず、無理をしてヤ・シュトラに元気に振る舞い、ただ彼女にご飯を食べてほしいと願う姿に涙してしまいました。
ヤ・シュトラ「ええ、楽しみにしておくわ。」
きっとルナル君は、彼女がもう帰ってこないかもしれないとわかっているのだと思います。だからこそ、それを悟られないように、彼女に明るく振る舞いながら、彼女に「また帰ってきてくれ」と、不器用に純粋な気持ちをぶつけているんだと思うと…もう…。駄目です。
アシエンという「敵」
アルバート解釈違いをしてくるエリディブス、滅茶苦茶嫌いなのでやっぱりこの辺りのシーンは不愉快です。
逆に言えば、このように不愉快になれるほどこの世界や登場人物たちに感情移入しているんだなと改めて実感することが出来るんですよね。歪んでいる…。
しかし、かつては純粋な悪意、シンプルな敵として表現されたアシエン達の物語が掘り下げられるのはとても興味深いです。
主人公たちはかつては1つの存在だった。しかし、世界が分かたれて時が経つにつれて、みんなかつての真なる世界の事を忘れてしまう。
それをアシエン達は純粋に悲しんでいるのでしょうか。
そして、かつての世界を取り戻すために尽力する姿は悪と言えるのでしょうか。
面白いのは、そこで「じゃあアシエンが正義で主人公が悪なのか」という単純な思考に至らないストーリーです。
アシエンも主人公も自身の正義の為に、自身が守るべきもの、背負うべき世界の為に戦っていて、その為に犠牲にしようとしているものが異なるのです。対等でも反対でも無く、双方の立場は全く異なり、一言で表すならば「敵同士」という他ないのだと思います。
きっとお互いを理解する事は出来ても、分かり合うこと、手を取り合うことは出来ないのだろうなと思います。だから「敵」なのです。
テンペストへ
ウリエンジェとアルフィノ君の泳げないエピソードは毎回笑わせてくれるので好きです。
「せっかくなので、ここで私が編み出した、「水上歩行術」を披露しましょう。」
「ほ、本当にそんなことができるのかい……?」(嬉しそう)
アルフィノ君、アリゼーちゃんをからかう時とこのシーンの笑顔がツートップで良い。
普段真面目なキャラクターがギャップを見せる面白さは王道ですが、今までは真面目なストーリーが優先されてこういった面白さが中々披露されなかった印象があります。
それこそ、「紅蓮のリベレーター」辺りから全体的に余裕が出てきたような印象がありますね。主にアリゼーちゃんとか。
ストーリー的にはもう一度ビスマルクの力を借りてアーモロートと同様に水中に発見された遺跡を探索するのが目的。
いつダンジョンが開放されるのかと思っていたらここでした。
黒風海底 アニドラス・アナムネーシス
冒頭はビスマルクの背中で戦闘が始まるのですが、この感じは「ビスマルク討滅戦」と「漂流海域 セイレーン海」を思い出します。
しかし、風景が目まぐるしく移り変わるのでまるでアトラクションを楽しんでいるかのような面白さがあって楽しいですね。
ビスマルクの背中から降りたら早速1ボスですが、グロテスクな見た目で名前が「正体不明」。技の名前は「意味不明」。それはこっちのセリフだ!
正体不明、意味不明。何?
ボスは特に苦戦した即死ギミックみたいな物はありませんでしたが、シンプルに範囲から逃げそびれて一回全滅。
漆黒のダンジョンは適度な難易度と豊富なギミックが本当にプレイしていて楽しいですね。初見ならではの感想でしょうか。
アーモロートでも説明された概念のデータ、イデアが入った大量のクリスタルが保管されている空間。突如としてゾディアークに対処する為にハイデリンを生み出した古代人、ヴェーネスらの弁論が再生されます。
闇なるゾディアーク、光なるハイデリン…。
活性のゾディアークと鎮静のハイデリンという事でしょうか。
どういう事?
さらに、このヴェーネスという古代人は自身を核としてハイデリンを召喚するつもりで、エリディブスもまた自身を核としてゾディアークを召喚した事が明かされます。
核とするという事は生贄という事でしょうか。
これが事実であればエリディブスは既に死んでいるはず。ではあのアシエン・エリディブスとは何者なのか?
ウリエンジェはアシエンの名前は継承されることがある事も語っていましたが、だとすればエリディブスが最後のオリジナルであるという説明はなんだったのでしょう。彼だけが白法衣の存在であることも関係していそうです。もしや、彼自身がゾディアークなのでしょうか?
もしこの通りであるとするならば、ハイデリンとヴェーネスは同一の存在であることとなり、ハイデリンの光の力、光の巫女の力を受け継いだミンフィリアとリーンは…?
ヴェーネスと魂の色が同じだったりしたら面白いですよね、と思いました。
「核になるということは、消えるということではありません。」
聞いて、感じて、考えて。
クリスタリウムに戻ると、クリスタリウムの民が「仕事辞めて冒険者に鳴る!」と皆が押しかけてきたとのこと。一人や二人ならいいけど数が多すぎてとりあえず引き継ぎとかもしないと都市機能が崩壊するから待ってくれという辺りは現実的だけど民の事を優先して考えてるクリスタリウムの良い所だと思います。
アルバートは本当は大罪人なんかじゃないという話も受け入れてくれた辺り、クリスタリウムの人たちは本当に純粋で良い人が多いですよね。
すると突然、空から無数の隕石が降り注ぎます(!?)
どういう展開?
そしてクリスタリウムの民は一人、また一人とある言葉を耳にしたと言います。
「聞いて、感じて、考えて。」
あ~~~~~~!!!知ってる~~~~~~!!!!!!
すかさずアルバート(エリディブス)が登場し、その幻聴こそ光の戦士として目覚めた証だと言います。
どうやら隕石とハイデリンの声はエリディブスによる幻覚らしいですね。
しかし、ここで色々とハイデリン周りの話がきな臭くなってきました。
ハイデリンの呼び声はハイデリンが常に星の中心から発している声で、この声を聞いたものはハイデリンの眷属、つまり光の戦士になり、超える力に目覚めるというお話です。
ハイデリンは幾度も流星雨の幻視を見せ、人の原初からの記憶に刷り込まれた厄災の記憶を呼び起こし、太古の時代、分かたれる前の人間が持っていた力を発現させている。
その力こそが超える力であるという事実が明らかになりました。
ハイデリンも一体の蛮神に過ぎないのでは?という話題は新生エオルゼアの時代からなんとなく耳にしてはいましたが、ここまでとは…。
まとめると、ハイデリンが幻視を見せる→幻視を見た者は超える力を手に入れる→超える力を手に入れるとハイデリンの声が聞こえるようになる→ハイデリンの声を聴くとテンパードになる、という事でしょうか。
だとしても、エリディブスの計画が中々見えてきません。
予想できるのは、闇の戦士たる主人公たちに対抗しうる光の戦士を生み出すことが目的という事ですが、光の戦士を目指した彼らは闇の戦士である主人公たちのことも慕っています。
どうするつもりなんでしょうか…5.3…気になる…。
ルー・リーク
ここでロールクエストでお世話になったルー・リーク(物理DPSのロールクエストです。)が部屋に訪ねてきます。かわいいね。
ロールクエストをプレイすると好きになっていく彼。
俺たち名コンビで行こう!と言ってくれたので「喜んで!」と言おうと思ったら、どちらの選択肢を選んでも一人で戦う選択肢しかありませんでした。
私がルー・リークに教えたのは仲間の大切さだったはずでは!?!?
「俺たち名コンビ、リーク&ニエロで仕留めにいくか!?」
一人でがんばります…
それでも、ここでロールクエストがしっかり関わってくれるのは嬉しかったです。5.0では関わってるようで関わってないみたいなモノだったので、ルー・リークくんが直接出てきた事に感動しました。
ゼノスの夢
5.2の物語はゼノスの夢で終わります。
終末の災厄が起きたアーモロートの中に立つゼノス。
彼は昔からこの夢を見ると言う。
そして白いローブの男はゼノスに災厄のことを伝えようとします。
この先の予想、何も出来ない…。
白いローブの男、誰…?
なんで夢を…?ゼノス…?
早く5.3を終わらせたいです。今からプレイしてきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
黒金ニエロ
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