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一人暮らし女性がコロナ陽性になって回復するまで②診断(2日目)
前回に引き続き、コロナ療養の記録です。
2日目(診断を受けた日)
昨夜はあまり寝付けなかった。朝、職場にメールで欠勤の連絡をしてからまた寝た気がする。
最終的に10時半に起床。目星をつけた2つの医療機関は既にどちらも開院していた。自宅から近い方に電話をする。予約が取れないことも覚悟していたが、夕方に予約することができた。
身分証明書とワクチンの接種記録が分かるものを持ってくるよう言われる。また、医院の前まできたら持ち物を用意した状態で外から電話してほしいとのことだった。
予約時間までの間に2時間ほど昼寝をした。前日の夜からこの日の夜まで、ろくに物を食べなかった。熱もあるし、喉に痛みがあり咳も出る。
OS-1だけちびちび飲んだ。体調が良いときは美味しく感じないけれど、熱中症になったときなどは美味しく飲めるという噂を聞いていた。初めて飲んだOS-1は美味しかった。
ちなみに、予約時間までのこの日の検温記録は以下の通り。
9時30分 38度2分
10時30分 38度6分
14時30分 38度6分
15時30分 39度2分
16時ごろ予約した医療機関へ行き、持ち物を用意して電話をかけた。中へ入ると他の患者はいなかった。完全予約制にしているのだろうか。
そのまま診察室まで案内され、まずは問診を受けた。咳をしながら、がらがらの声で答えた。
続いて抗原検査(多分)をした。鼻に管を入れるのはしんどかったが、1分ほどで結果が分かるらしい。え?そんなにすぐ分かるの?スーさん(ジェーン•スーさん)は15分て言ってなかったっけ。あれはPCRだったのかな、などと熱でぼんやりした頭で考えた。
程なくして、PCR検査をするまでもなく陽性ですねと言われる。
問診の内容から昨日が発症日になるため、そこから10日間が私の療養期間となった。
処方箋とコロナ関連の案内の書類をもらう。これから毎日、保健所からショートメッセージが届くので、そこに記載されたURLからログインして、体温や体調の記録をするらしい。
会計も診察室で済ませた。書類の中の一枚に先生の携帯番号が書かれていて、何かあったら電話くださいと言われた。お医者さんて本当に大変だなと思った。
歩いて近くの薬局へ行く。病院でも説明を受けたのだが、陽性の診断を受けた人は外で待たなければならない。8月の日差しが暑かった。薬局の人が申し訳なさそうにしながら「良かったら…」と、保冷剤を渡してくれた。
熱を下げる薬と咳止めと、悪化したときの頓服薬を処方してもらう。仕組みがよく分からないが、お金は払わなくて良いと言われた。
帰宅してから、社長や上司などに連絡を入れた。これは私の現在の職場がたまたまそうなのだが、電話以外の連絡手段があるというのは本当にありがたい。
汗をかくのでタオルや着替えが必要になるだろうと思い洗濯機を回した。干してる間にふらついてきて、洗濯機の前にへたりこんだ。洗濯物がこんなに重労働になろうとは。
夕食の時間になっても、喉が痛くてものを食べる気にならなかった。唾を飲み込むたびに痛みが走る。
朝食用に買っている、一袋6個入りのパンがまだ4つも残っていて、消費期限も近いので食べることにした。パンを2つスポドリで流し込み、食後に薬を飲んだ。
夜の体温は20時30分に38度9分。この日は日付が変わる前に寝付けたようだった。