久保雄俊|一級建築士
投資部向けの説明資料
分類しぬくい小ネタ集
仕事術をテーマにした内容まとめ
ある人が言いました。 哲学とは、考え方を考えることである。 また別のある人が言いました。 建築とは、つくりかたをつくることである。 私はこの考えに共感しています。 建築設計 1年目、この言葉に出会う前は建築 (ケンチク) がほぼ建物 (タテモノ) を意味する言葉として使われていることに違和感を持ちつつも、明確に言い表わせずにいました。 建築: architecture が即ち建物: building ではなく、もっと幅広く思想を含むものと捉えていましたが、どうも腹落ちす
今回は、キャッシュフロー計算書 (以下、C/S: Cashflow Statement) のチェックポイントを深掘りします。 [お断り事項] ※ WIP としている項目は、作成中のため追って編集します そもそもキャッシュフロー計算書って何?保有するキャッシュ (カネ資産) が、決算期間でどれだけ増減したかを示す計算書類です。 資産を大別すると 「カネ資産」 と 「モノ資産」 があります。 財務三表で資産全体を見るには B/S を確認しますが、カネ資産に特化したのが C/
[部活]のためのコンテンツ第一弾として、まずは会計って何? ってところから入りたいと思います。 そもそも会計って何?会計とは取引の記録です。 会計を知る上での前提会計の基準で唯一絶対なものはありません。 いろいろな基準があります。 たとえば、日本基準やアメリカ基準、国際基準といったものがあります。 ただしこれは主に作成基準の違いなので、見る側が気にかける必要はあまりありません。 財務状況の確認が目的であれば、作成基準の違いに囚われることなく、普遍の要素に目を向け理解す
どこで聞いたのか、9歳のこどもから資本主義って何? 会社って株主のものなの? と唐突に質問されたが、答えに困り、どう説明しようか考えてみた。 流れで押さえた方が理解しやすいだろうから、資本主義よりも前の時代、封建主義の頃から説明した方がイメージがつかみやすいかな。 ざっくり意味合いを掴むなら、資本主義って社会システムについての言葉で、誰が権利を得ることができるのかを表しているものと説明しよう。 封建主義各地に領主 (王様や殿様) がいた時代。この時代は農地、農民、農作
社内で投資部を立ち上げることになりました。 日々の業務と直接は関係ないですが、みんなにも財務に興味を持ってもらうにはどうしたらいいだろうか? ということからの企画です。 ただ座学をしても楽しくないので、株式投資を絡めてワガコトになってもらいたいです。 これが、単なる研修や勉強会ではなく、部活動にした狙いです。 だいたい 170人に対して募集をかけたところ 40人を超える規模になりました。 当初予想していたよりも多くって、部費もそれなりに獲得できたのはよかったです。
「リンゴ」 これって具体的な言葉と思うでしょうか? 「赤い実のなる植物」 なんて言葉よりは具体的に聞こえますよね。 でも、ただリンゴと聞いたら、リンゴの果実をイメージする人もいれば、食べるためにカットされた状態だったり、はたまた木だったり花をイメージするかもしれないですよね。 もしかしたら人を思い浮かべたり。 リンゴという言葉だけでは、みんなが思い描くイメージはバラバラですよね。 こういう状態では具体の度合いが低いといえます。 こんな風に、いろんな解釈が含まれる状態
これらは生命を維持する上で欠かせない要素で、重要な順に並べると下記になります。 空気 ◯◯ 水 食糧 空気がなければ "数分" で生きられなくなります。 ◯◯がないと "数時間" で命が尽きます。 水を欠けば "数日" で死んでしまいます。 食糧がなければ "数週間" で死に至ります。 ほんの "数時間" 奪われるだけで命を落としてしまう要素: ◯◯ とは何でしょうか? 水よりも重要な要素です。 見過ごされがちですが "熱" が答えです。 (熱を今回のテーマとし
難しいことと簡単なことの差は "想像" できるかどうかです。 文法の違う外国語で書かれた書物は難しいですし、話し言葉とは異なる古文も難解に感じます。 現代文でも専門用語が多用されると、とたんに難しくなります。 しかし、専門的なことでも入門書のように図や挿絵が多用されたり、イメージしやすく擬人化したり漫画にされると簡単に感じます。 つまり "難しいとは想像できないこと" で "簡単とは想像できること" です。 また、文章を理解するには誰もが言葉を介して脳内で "映像化"
「これから先もカタチへの憧れを忘れないように」 これは、はじめて働いた構造設計事務所の就職面接でいただいた言葉です。 構造家としての矜恃をもつ構造設計事務所の代表に対して、ガウディの重力に素直な形態に興味があるという話をした中で返された言葉でした。 当時は 「カタチへの憧れ」 の真意を理解できなかったのですが、その後仕事をしていく中で自分なりの解釈を持ちました。 〜〜〜 カタチって本当に不思議なもので、同じ素材が同じ質量あったとしても、カタチ次第で能力や性格が変わり
仕事って常に何らかのプロジェクトをしていますよね。 外部に対してでなくとも上司に対する提案も含めると、常にプロジェクトって何かを提案していると思います。 いま一度ふりかえってみると、プロジェクト提案には 3つのポイントがあると思いますので、その事について書いてみます。 そもそもプロジェクトって何? pro (前へ) と ject (投げる) から構成され 「未来へ向かって投げる」 というのが project 本来のイメージです。 あらためてプロジェクトは何をするもの