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#1 40歳からのキャリア、どう部下と向き合う?良いマネージャーとは?

こんにちは、にだです。

40歳で外資系企業に転職し、約10名のメンバーをマネージしながら、部署拡大のために採用活動もしています。GAFAMなので優秀なメンバーばかりでしょ?と思い、いざ乗り込みましたが、ピンキリです。日本人以外のメンバーのマネージメント、また各人に割り当てられているJob LevelとPerformanceの乖離、それに対する厳しい査定(Performanceが低いとTraining Plan作成行き=リストラ候補)、Stakeholderからは矢継ぎ早にOutput/Outcomeを求められ、不揃いで未完成な部隊を率いて奮闘しています。

私の場合、新卒が大企業かつ基本は新卒がそのまま残り、金太郎飴のように「優秀」が定義され育っていく環境でキャリアの大半を歩んできました。
その中で海外駐在を10年ほどしているため、多国籍の多様性についてはある程度経験を積んできた自負がありました。一方で、上記の通り「日本人」は画一化された組織でした。
その後、IT系企業では転職組構成のBizDev組織を率いて事業拡大に挑戦。ここでは金太郎飴とは真逆の、強い個性をどう纏めていくか、「優秀」や「秀才」のようにルールを画一的に当てはめて論理的に物事を解決すると逆に成長を阻害してしまう可能性が高い組織の中で、「画一性」とは真逆の個人の色重視、だけどPDCAはキッチリ回していかないといけないマネージメントです。

Fintechの分野にチャレンジした際にも、私の初動は学びからです。メンバーとの会話、Stakeholderとの会話などから状況を把握し、As isを把握し、To beの設計を進めていく。Quick winに拘り、素早く行動し、信頼を得ていく。という業務面の学びに加え、基本的には良く書籍に頼ります。誰かが経験したことを1,000円程度でその人の経験の一部を学べるのですからお得です。2-3個Take awayを持って翌日、翌週からの仕事に活かしていくというサイクルです。

今の外資系企業における組織でのマネージメントへの悩みは以下のようなことがあります。
・部下が何年も昇格していない
・マニュアル作業が多く生産性が低い(と上からは評価されている)
・Visibilityが低く、Stakeholderにアピールできていない
・Followerに回る役回りがチームとして大半を占めており戦略立案、提案に至れていない
・ニッチな領域に特化をしている反面でそれを言語化し再現性を高められていない
・それも相まって、メンバーの説明能力・言語化能力が極めて低い
一方で、大きな組織の中では事業としての伸び代が期待されており、新規採用で陣容を拡大し成長も期待されているため、攻めと守りを同時に進めていくことが求められています。
私も入社から3か月が経ち、凡その絵姿は見えて来ましたが、ここからが勝負というところです。この3か月は大ナタを振るい、以下を実行。
・PDCAのMechanismを導入し徹底すること(毎週Business Reviewを行うサイクルの中で、重要論点やメンバーが困っていることを抽出し、優先的に議論できる仕組みを導入)
・Data Driven、数字で語れるようにInput KPIを週次でTrackingできるようにする
・StakeholderのVisibilityを上げるために、Bi-weeklyでの活動報告を年始から開始。それによって更に上層部の関心事も理解できる(Reportへリアクションが来るようになったので、議論が活発化)

こんな取り組みを1つ1つやっていますが、上述の通り振り返りや気を付けるポイントは書籍からのTake awayも参照していますので、以下マネージメント関連で読んだ本の紹介です。

結構体系立てているので、読み応えあります。大手企業寄りの考え方かな?とは思います。

スタートアップ、急成長企業寄りの話になります。フィードバック文化にあまり慣れていなかった私には学びが多い一冊でしたので、大企業→ベンチャー系に転職された方には参考になります。

まずゴール設定。Working Backwards思考

高いので、図書館で借りることをおすすめ。Executionなくして、経営に非ず。

読みやすい。No Surprise!ちゃんとホウレンソウしてね。私もちゃんとRiskやHelpの声を上げてもらえないと助けられない、と何度も今の組織でお話しています。

宅急便事業立ち上げ、社内外、法律と戦った経営者のカッコ良きストーリー、負けてらんないね、という自己啓発と経営目線で何にフォーカスすべきか、マネージャーにも役に立つ一冊

これ最後まで読んだのか?今ピックして思い出しつつありますが、天才を殺す凡人に出てくる話に似ている気がします。サイエンスでやる経営とアートである発想は異なる。私はかなりサイエンス寄り、アート寄りの人材は今チームにいないので、直ぐに活用できる話ではないがBizDevの責任者などは読んでおくと良いかも。

ついでに。

理論と実践の繰り返し、今週も以下が既に予定されており、脳みそフル回転です
・昨年立てた(私が立てたものではない!となかなか言えない)計画に対して1月で早くも年間未達が見えている事業エリアのリカバリープランをMain Stakeholderと議論しコミットメントを得ないといけない
・上記に付随して、早速マネージメントから矢のような依頼や質問が来ており対処していかないといけない
・1名の採用が佳境、私も2回目の面接
・新規事業のパイロット先をどう選定し、口説いていくか↑の状況で既にやや天手古舞ですがこっちもやらねば
・AI/サイエンスを駆使した生産性向上プロジェクトを無理やり立ち上げたものの、トライ&エラー中。部下をコーチングしながら正しい方向に導いていく

40歳のキャリア、昇っていけるのか、日々悩みながら格闘中です。
皆さんも一緒に頑張りましょう

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