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【読書記録】『チェルニー30番の秘密』上田泰史 著


『チェルニー30番の秘密』上田泰史 著
春秋社 2017.3.25 発行

今、もがきながら練習中のチェルニー30番。

譜面は同じような音形がきれいに並んでいて
シンプルだけど、
弾いてみると指が滑らかに動かなかったりで
難しい。

そして、音楽的にはわりと単純な展開で
ずっと弾いていると下手すると単調になってしまいます。

子供の頃からピアノを習ってる方から、チェルニー30番は嫌いだ〜という声をよく聞く。

そこで、
チェルニー30番とは何ぞや??と
チェルニーについて書かれた本を見つけて
本を読んでみました。

ざっくりと内容


ピアノ練習曲の定番として親しまれてきた
「チェルニー30番」。

“練習曲”というジャンルが誕生し、発展してきた歴史を辿ることで、単純で機械的な訓練課題と思われがちな「30番」の背後に広がる豊かな音楽の世界を紹介している。

そもそも、練習曲とは何なのか?
練習曲がひとつのジャンルとして確立していった歴史的な背景を読み解いている。


チェルニー30番は晩年の作品なんですね。



最後にチェルニー30番の各曲の解説があります。

♫交響曲の響きをイメージした曲。

♫即興演奏につながっていく
テクニックを身につけるための曲

♫弦楽四重奏風

♫ヴァイオリンの技巧など

感想

前半の練習曲の歴史は内容がちょっと難しいけど、30番の解説部分に目を通してみるだけでも、オーケストラの楽器や声楽をイメージしながら練習すると弾き方が変わりそうだ。

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