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小学生時代

保育園卒園と同時に母の再婚で苗字が変わり
保育園の友達が1人もいない小学校へ入学した。

都内の公立小学校とはいえ、裕福な家庭の子が多かった。
大きな戸建てに大きな車。
専業主婦のママがいるおうちばかり。
自分の家がボロボロのアパートだということが恥ずかしかった。
しかし、そんなことは忘れるくらいに周りの友達に恵まれ、
たくさん友達ができて毎日楽しかった。

小学生のころの私は、成績優秀、運動神経もよく
割とよくいる「いい子」だった。
忙しい母、新しく父となった人の間でいい子でいなきゃと思っていた。
低学年のころ、母が手術の為に入院した。
多分1週間くらいの期間だったと思うが
父と弟だけでの生活が長く長く感じたことを覚えている。

弟の小学校入学に合わせて私たちは引っ越しをした。
同じ区内ではあるものの小学校の学区からは大きく外れた。
転校も提案されたが、友達と離れるのが嫌で通うことにした。
新しい家はマンションでボロボロのアパートから昇格。
マンションの管理人(父)としての生活がはじまった。

小学校までは子供の足で45分~60分
弟とバスを利用して通った。
やんちゃで怖いもの知らずな弟は小学校入学と同時に
喧嘩、問題のオンパレード
それまでいい子として通っていた私は
困った顔で私に言ってくる先生が嫌いだった。

下校時間を過ぎても家に帰らず、
ランドセルも置いたままどこかへいなくなる弟。
ひとりで帰宅すると「なんで一緒に帰ってこないんだ」と怒られた。
そんなこと私に言わないで。と思ったが、「ごめんなさい」と謝り
探しに行く日々だった。



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