back numberって結局童貞の味方なのか敵なのか分からないから仕分ける
先日こんなnoteを書きまして。
そしたら20スキ↑という割といい感じであろう数字をもらいました。あざす。
色々な人にnoteを見てもらえて少しニヤニヤしながらインスタを眺めていたら、あるストーリーが目に飛び込んできた。
「3month」と上に書かれ顔をぼかしたカップルの写真の裏で、backnumberの高嶺の花子さんが流れている。
おいおいおい。いよいよ本当にバクナン聴かないと高校生になれないじゃねえか。何で今まで教えてくれなかったんだよおまいら。
と、思うのと同時に「こいつ本当に歌詞見て流してんのかよ」という考えに襲われ、数秒後にはその考えに飲み込まれいたたまれなくなりインスタを閉じた。
高嶺の花子さんはバクナンを大して知らない自分でも知っているくらいの代表曲であり、バクナンを大して知らない自分でも知っているくらいのスーパー童貞ソングである。
以下、高嶺の花子さんのBメロ。
100点の童貞じゃん。
よく「3month」なんて面下げてこの曲流せたな。
ていうかbacknumberってこんな歌詞書くなら俺らの味方なの?そもそもなんで若者に人気なの?なんでこんな童貞臭が滲み出た歌詞をカラオケで歌ったら女の子は喜ぶんだよ。その何も考えずに歌う男がイケメンだから?俺が岡村靖幸歌っても同じような反応をしてくれんのか。なぁ、答えてくれよ。お前らは俺たちに寄り添ってくれるのかよ!!!!!
仕分けます。童貞に寄り添ってくれるか否か。
・LINE MUSICの「邦楽 Rock Top 100」にランクインした曲が対象
(LINE MUSICは中高生しか使っていないのでback numberがめちゃくちゃランクインしている)
・判断基準は「歌詞の内容が童貞の味方であるかどうか」
ということで、仕分けてみます。
・2位/新しい恋人達に
LINE MUSICは十分な資金源がないのか、プレビューが表示されなかったのでSpotifyで。
どうやら新曲らしいです。
歌詞を見た感想は、「なんかいいこと言ってるような気がする」。
なんか、backnumberのこういう曲ってスッと頭に入ってこないんですよね。表現をかなり難しくしている。ドラマの主題歌なので、そのドラマを見ないと理解できない部分もあるのでしょうけど。
で、仕分けの方なのだがこの歌詞の主人公、子供がいる。
そもそものドラマが親子物語系らしいですし、歌詞の内容もいくつかのポイントで子供の行動が描写されている。
そしてタイトルは新しい恋人達に。
確実に童貞に向けて歌われていない。良い曲だが童貞に向けて歌ってはいない。
・7位/クリスマスソング
backnumberの代表曲。そして仕分ける上でかなりの壁になる曲。
まず歌詞は説明不要レベルのスーパー片思いソング。頭からケツまでずっと「好きなのかなぁ、やっぱ好きだー」ということを歌っている。
そして「歌詞が自分視点しかなく一方的」「失恋したわけではない」という童貞ソングあるあるを楽々クリア。
クリスマスというイベントを起爆剤に思いが溢れ出しているのが高ポイント。童貞は全員クリスマス嫌いですからね。
「トナカイのツノなんか生やして よく人前で出来るなぁ」
という僻みはかなりの童貞っぷりだ。
ここまで見たらクリスマスソングは童貞ソングとみなしてもいいだろう。
しかし、一概に童貞ソングと決めつけられない要因がある。それがこの曲が「クリスマスの曲」というファッション化がされすぎているということだ。
2021年に、このクリスマスソングにインスパイアされたビジュアルデザインが都内に提出された。
童貞が一番嫌うタイプの広告じゃねえか。
おいおい。俺たちの気持ちを代弁してくれた曲じゃないんですか。ねえ。
このように「クリスマスソング=クリスマスに聴く曲」という概念が付きすぎたせいで、相手のいない童貞たちの居場所がなくなってしまった。
ツノ生やしたカップルに唾吐いてハンカチ噛み締めるはずの曲が、いつのまにかツノ生やしたカップルが聴く曲になってしまったのだ。弱肉強食ってこういうことですかね。
でもやっぱり歌詞だけ見ると童貞すぎるので、この曲は味方側に仕分けます。クリスマスには目瞑りながらこれ聴いて街を歩きましょう。
・8位/ハッピーエンド
完全にここまでエンジンをかけすぎた。まだまだランクインしてくるbacknumberに少し嫌気がさしてきた。みんな聴きすぎね。
各々で歌詞を見てほしいんですけど、童貞っぽい雰囲気を醸し出しながらも、敵。
だって何言ってるかよくわかんないもん。
ちなみにこれが主題歌となった映画が「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」。
良い映画なのでしょうけど、童貞が見るわけありません。
・9位/チェックのワンピース
上位にランクインしてますがにわかですらないので知らなかった曲。
内容はチェックのワンピースを着てた恋人に未練タラタラといった内容。
無論、チェックのワンピースを着た素敵な女性が童貞の前に現れるわけはないので敵です。
・12位/高嶺の花子さん
冒頭でも紹介しました。backnumberの代表曲にして屈指の童貞ソング。
改めてこの歌詞は凄い。名曲すぎる。
こんなにも童貞の豊かな想像力を歌詞にして創造できるのか。完全に毛布の中で頭抱えてモゾモゾしてる男が頭に浮かぶ。
有名曲なのでクリスマスソングと同じように、「この曲を聴いている陽キャにどう思うか、どう思われるか」という問題が出てきますが、さすがの陽キャもこの歌詞のキモさに気がついていると信じているので童貞側に仕分けます。
・14位/水平線
さすがの僕でも知ってます。なんてったってYouTubeの再生回数2.4億回。backnumberの公式チャンネルで一番再生されています。
さて、歌詞はどんな感じなんでしょう。
いい歌詞すぎるだろ。
泣いた。スポーツなんかしてないのに。今すぐ100人以上の大合唱で聴きたい。
こんな曲書けばそらバクナン売れますわ。
でもこういう歌詞拗らせ童貞って嫌いそうですよね。綺麗事言ってんじゃねえみたいな。
恋愛系ではないし、さすがに童貞でも応援される権利はあるはずなので、この曲は未分類にしておきましょう。
・16位/花束
松井ケムリが「『思う』2は『かな』1だろ」ってツッコんでたやつ。
個人的にこの曲がbacknumberの曲に登場する男史上1番キモいと思うのですが、歌詞を見て分かる通りこいつ彼女いるんですよね。
童貞は自分よりキモいくせに彼女がいるへにょへにょした男が1番嫌いなので、敵認定。
・17位/ヒロイン
かなぁ。
これ、かなり迷う。
「女の子に対する一方的な片思い」という部分をクリアはしているが、単純に片思いソングとしての完成度が高過ぎる為に、「童貞ソング」と汚して良いのかわからない。
この曲は拗らせていない。今までの曲は黒魔術がどうだとか、よく人前で出来るなぁだとか明らかな童貞ポイントがあったが、この曲は真っ直ぐにヒロインのことを想い続けている。この世界の雪に反射した光が、こちらの世界にはちと眩し過ぎるのである。
一応童貞でも共感できる歌詞なので味方側に仕分けるが、こんな素敵な表現ができる歌詞の中にいるこいつは他より一足先に逃げ出す可能性があるので要注意。
ちゃんと歌詞見たことなかったんですが、めちゃくちゃ良い曲ですね。
・19位/アイラブユー
アイラブユーて。おいおい、真っ直ぐだねぇ。
歌詞はまたまた片思い系。片思いをおかずにどんだけ歌詞書けんだよ。愛のパワー強過ぎる。
でも他の曲と比べるとこの曲は、「付き合うまではいっていないけどいい感じの関係」という感じ。背中を押してあげたくなりますね。
ここの歌詞。すごく良い。めちゃくちゃ無理して口角上げながら喋ってんじゃんこいつ。可愛いすぎるな。
これも一応味方側に仕分けましょう。どちらかというと「童貞が目指すべきお手本ソング」。
・33位/君の恋人になったら
タイトルからして童貞。CR童貞の赤保留。
やば。
やばすぎ。
何だこいつ。メガネすぎるだろ。そんでもってオタクすぎるだろ。昼休みに教室の廊下側に机くっつけて、同じような見た目したオタク2人と一緒に3人で弁当食ってるだろ。一人称は拙者で、語尾は「ござる」だろ。結局、童貞すぎるだろ。
この曲は今まで知らなかったが、童貞の解像度が高すぎる。童貞の解像度が高すぎたせいでウエストランド井口みたいにツッコんでしまった。
もちろんこっち側。でも気持ち悪すぎるので多分童貞からも煙たがられてる。
・35位/HAPPY BIRTHDAY
松井ケムリが「『何かの手違いで好きになってくれないかな』って歌詞結構やばいから」ってツッコんでたやつ。
ちなみに令和ロマンの漫才に出てきてた曲は勝手にオリンピック(ランク外)以外全部童貞側です。
やっぱケムリは間違ってなかった。確かに結構やばいと思う。こんな童貞の妄想をそのまま歌詞に載せるのはどこかおかしい。
なんなんだこいつ。さっきまで「何かの手違いで」とか言ってたような男だぞ。こういう急に偉そうになるのも童貞らしいですよね。
・38位/オールドファッション
面白すぎる。
聞いてないわ。なんなんだよこの歌詞。
素敵な生き物の素敵さ、2回出た素敵はわざと。
どういう意味?3歩進んで2歩下がるみたいなこと?
こんだけキモすぎる歌詞が出てきたので童貞かと思ったんですが、
めちゃくちゃいい彼女と付き合ってやがる。
ウゥ…悔しいッス…俺…
・39位/怪盗
いよいよbacknumberのことが大好きになってきました。次はどんな歌詞を見せてくれるんですか。
キモすぎ!!!!!
清水依与吏って天才すぎないか?R-1とか出ても1回戦突破しそうなくらいには面白いんですけど。
もうやめてくれ。なんだ「論文にしたいとこだけど」って。
「とこだけど」って言葉歌詞に出てくることあるか?ダルすぎるだろ。
この曲に関しては、キモすぎるだけで童貞ではないです。童貞の壮大な妄想劇だと思って聴くとそれはそれで非常に面白くなってきますが、所詮童貞は「何かの手違いで」くらいの妄想で悲しくなってしまうくらいの弱い生き物なので、ここまで強気に出ることはありません。
・40位/恋
いよいよ5000文字を超えた。まだ40位って正気ですか?いまならどんなJKを相手にしても俺が1番バクナンを熱く語れる気がする。
アオハルすぎる。
さっきまで論文書こうとしてた人ですよ?
何よこの歌詞。切なすぎる。「今日好き」とかのメンバーに見せたら全員泣くでしょこの歌詞。
一途ですね。
(はやくしないと)がいい味出してる。
いや〜頑張って欲しいですね。いい曲でした。
いやでも普通にキモくないか?危うく「恋」というタイトルだけで勝手に舞台を色白もやし系イケメンが通う桜の咲き始める頃の都立高校にしていた。てか「今日好き」とか言ってたし自分。
童貞でした。危ない危ない。
よくよく見たら好きな子の情報を全て知っていて、その子とのイチャイチャを想像して、黒魔術だか神様だかに頼るというbacknumberのキメラみたいな曲でした。
イケメンだから歌になるのであって、性欲爆溜まり天パ丸メガネ小太りの妄想だとしたらただの戯言にすぎません。
・49位/冬と春
比較的最近の曲。さてその歌詞は。
一人称が「私」だ…
嘘…backnumberの1人称って「僕」で固定じゃないんですか。僕たちのbacknumberを返してください。
内容は失恋がどうとかなんですが、女性目線というところだけでもう分類できません。童貞は女心なんかわからないんで。
・52位/瞬き
冬と春は今までと違うテイストだったのでビックリしましたが、この曲は大丈夫でしょう。
大人だ…
今まで拗らせたガキしか出てこなかったのに、急に大人になるじゃん。
絶対今までなら最初は「雨に傘を差せる事かなぁ」だったのに。ついに言い切った。
今まで「会いたい人と必要なものを少し守れたら」なんて言える奴はいなかったのに。成長したね。
この歌詞もストレートだけど、あんまりbacknumberにはない感じの言い回しですよね。
大切な人は童貞にはまだ居ないだろうが、テーマが今までの「恋愛」から「幸せ」に大きくスケールアップしたのでそんなに童貞の敵感はない。これも分類するのが難しい。
・60位/幸せ
2連続幸せ。そしてまた珍しく女性目線の曲。
泣泣泣。
こいつ女性目線になると急にグッとこさせるな。
これに幸せなんてタイトルをつける清水依与吏は罪な男ですね。ほんと。
はぁ〜泣いちゃう。
しんどすぎるって。
大丈夫ですか?僕。今まるで「#邦ロック好きと繋がりたい」みたいな投稿してる女みたいになってませんか?
女性目線で失恋の歌詞ですが、童貞も共感する部分はたくさんあるんじゃないですか?少なくとも敵ではないと思います。
・66位/僕は君の事が好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい
これだよこれ!!!
俺の知ってるbacknumberってこれです。
なんだよこのうざったいタイトルは。この曲だけKADOKAWAから出しました?
"出典を入力"の部分が悲鳴をあげてるよ。
言い回しがオタクの言い回しすぎ。絶対に机に肘つきながらうつむいて早口で喋ってる。
というか、そういうオタクに既視感があると思ったらこれだ。
完全にこれ。
なんなら、backnumber感を指摘するネタツイまで調べてみたらあった。
もちろん童貞ソング。カラオケで入れたら陽キャに「何このタイトルw」って鼻で笑われるとこまで想像つきます。
・72位/わたがし
「高嶺の花子さん」「僕は君の事…」に並ぶ、backnumberを大して知らない自分でも知っていた3大バクナン童貞ソング。
最高〜〜〜!!!!!
だよなぁ!!!女の子の手なんてどう握ればいいかわかんないもんなぁ!!!
ありがとうbacknumber!!!清水依与吏最高〜!!!万歳〜!!!
はい。
女の子と夏祭りというラブコメみたいな展開に持ち込んでる時点で結構勝ちな気がしますが、それでもまくれないくらいには童貞です。
・75位/日曜日
8000文字を超えた。多分「僕は君の事…」のせい。
こいつ幸せすぎ…
いいな〜。この曲に「幸せ」ってタイトルつけてあげてくださいよ。
今日ちょうど日曜日なんですが、僕の今日の記憶はポリッピー食べながらこのnote書いてる今しかないですもん。羨まし。さっき「2month」って書いてあるストーリーが出てきて泣いたばっかりなのに。
・89位/ベルベットの詩
思ったより書くのが大変すぎてランキングも最初よりちょいと変わってきちゃいました。
この曲は久々にラブソングじゃないですね。タイトルもなんかバンプとかミスチルみたい。
なるほど。擦り切れそうになりながらも、自分らしくありのまま生きていくということか。これは素晴らしい歌詞ですね。
ではこれが童貞に寄り添う歌詞であるかどうか。
泥くさいってこれ明らかに童貞のことを言っていますよね。
まだ何にも染まっていない童貞だからこそ、綺麗な虹のような女性も見つけられるということだろう。
「僕は僕だと自分の声で歌おう」というのは、童貞であること、童貞のままでいることを肯定してくれる歌詞だ。
そして「代わりはいないと自分の声で歌おう」という歌詞。童貞は一度失ったらもう元には戻れない。今このチャンスを逃したら代わりはもう見つからないかもしれない、それを主張していけ。という意志を読み取れる。
ここまで読み取って分かる通り、「ベルベットの詩」は「世の童貞に贈る応援歌」であろう。これは現代に生きる素晴らしい「童貞讃歌」だ。
ごめんなさい。
・93位/世田谷ラブストーリー
もうそろそろ終わる!そして10000文字を超えそう!おっしゃ気合い入れてイクゾー!!!
イミフwwwうはwwwwおkwwww
童貞すぎるンゴ。
この曲に関してはリア充への僻みだとか言い回しがどうだではなく、単純にこの歌詞のシチュエーションだけで童貞すぎる。もしかしたら童貞ではないのかもしれないが、マインドが童貞。
・97位/黄色
やっと終わる…
僕のこの約4日間に渡るnoteが全く知らない曲で終わりを告げようとしている。
では、その最後の曲はどんな曲なんですか。
もう歌詞を読むのに疲れたので、ある程度読んで解釈は色々なブログやサイトをかいつまんで見てみたんですが、いまいち掴めなく難しい。
MVから見るにテーマは「同性愛」らしく、「好きになってはいけない人を好きになってしまった葛藤」みたいなことであろう。タイトルの「黄色」も一歩踏み出すか否かという状態を信号機の黄色に例えて表現していたり、もしくは単純に幸せの象徴であるという意味なのかもしれない。
これは難しい。こんな様々な解釈があって見る角度によってまた別の印象を与えてくれるような素晴らしい歌詞に、自分は今、「童貞の味方であるか否か」という視点だけで評価をつけようとしている。愚かだ。将来地獄に堕ちても文句言えない。
では"その曲を聴いている自分"を別の角度で見てみれば良い。
この曲はABEMAの恋愛リアリティーショー「虹とオオカミには騙されない」の主題歌として書き下ろされている。
もうお分かりだろう。童貞はABEMAの恋愛リアリティーショーなんて見るわけない。
もし女子の前でうかつにも
「バクナンの黄色って曲?あれ好きなんだよね〜」
なんて言ったら、
「え!?オオカミくんの曲じゃん!どの子応援してた!?今日好き見てる!?」
なんて会話に突入してTHE・END。童貞のくせに聡いので分かります。よって敵。というかABEMAの恋リアが敵。
やっと終わりました。
計23曲。多すぎ。全体の約1/4ランクインしてる異常性。市民権を得すぎている。
ということで仕分けてきましたが、結果は…
back numberはわりかし童貞の味方!!!
結論です。
backnumberって今まで全然聴いてこなかったんですけど、ちゃんと歌詞を見たらやっぱり天才ですね。切ない女性の失恋も書ければ、クラスの隅っこに佇んでるボソボソ系童貞の片思いも書けてしまう。
やっぱ、食わず嫌いって良くないですよ。みなさん。やり場の無い悪口を言うなら、まずは一回しっかりと聴いてみてから言うようにしましょう。
今度はせっかくだからMVもちゃんと見ましょうかね。クリスマスも近いので「クリスマスソング」でも聴きましょう。
………。
さようなら。ありがとう、ヒャダイン。
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