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好きなことをするということ

6月17日、18日に
第64回西日本洋菓子コンテストというものが
開催されました

なんですか!?それは!?
と声が出てきそうですが
お菓子屋さんの技術を評価してもらう
大会という感じでしょうか?

飴やチョコレート
マジパン、砂糖細工、バタークリーム仕上げなど
いろんな部門に分かれておりまして

当店のスタッフも
4年連続で出品しております

もちろん僕は出さないんですけど・・・

若手の育成の場と言う感じでしょうか?
20代の若い子達がひしめきあっております

当店のスタッフは
バタークリーム部門に出品しまして

びっくりしませんか?
これは全部バタークリームでの仕上げなのです

細かい・・・

こんな作品なんですが
なんと見事に!
優秀賞を頂くことができました

順位で言うと3位です!

念願の入賞に
本人も大喜びでした

僕も若い頃はこんなコンテストに出る出ないの
話はありまして
お店によっては
半ば強制で出させられるところもあるそうで

技術力の向上というのが
大きい理由でしょうか?

今回もコンテストもそうですが
何点かはなんとなく出した!ものというのは
ありました

決して
強制的に出させるのが
だめだ!とは思いませんし
得るものはあるだろうとは思いますが

突き詰めるとなると
本当に向き合うとなると

こういう作業が好きな人が
出るものではないかと思います

僕も若い頃に出なかったのは
あまり興味がないし
美味しく作れることとは別のこと
そして熱量も頑張りも時間も
たくさんかけるだけの想いはないと
思っていて

やることはありませんでした

このスタッフの作品を作るとなると
はっきり言って
僕自身は無理だと言うでしょう

決して諦めてるわけではなくて
自分の能力や情熱のなさを
理解しているのです

マラソン100キロ走れ!
と言われたら
苦なく走る!となる
でも普通の人は
走らない!

そんな感じでしょうか

好きこそものの上手なれとは
言ったもので

継続すること
技術や知識がついてくること
より良いものができること
そう言ったものは
自分自身が好きでなければ
できないことだろうと思います

人が嫌いだなあと思うこと
人が苦手だなと思うこと
人が大変だなと思うこと

それらが自分自身にとって
好き、得意、簡単だなと思えることって
その人の元々持っている気質であったり
才能だったりするんです

でもでも
苦手なことでも
嫌なことでも
難しいことでも

誰かのためとか
自分の成長のためとか
負けたらダメとか
逃げたらダメとか
そんな何かのために
頑張ったりしたりするんですが

裏返したら
誰かの得意や好きや簡単なことを
奪っていると言うことにと
なっているんですよね

そしてもちろんなかなか
結果が出なかったり
身体や心に不調をきたしたりする

楽しいことや好きなことって
夢中になってるから
疲れたりしないし
時間も忘れるし
没頭してると思います

逆にストレス発散になってたり

スタッフがこうして賞取れるまで
成長したのも
本当にこう言う作業が好きなんだな
と再確認した瞬間でありました

いろんなこともできて
苦手なことも克服して
バランスよく生きるのもいいですが

好きなことを
得意なこと
簡単なことをして
そんな面をどんどん伸ばしていくことも
個性となり

自分の苦手や嫌いなことや
難しいことは頼んでいく

そうすれば
もっともっと自分の良さを伸ばせると思うし

みんなが好きなことをしていくとは
実は良い未来を作っていて
みんなが助け合う世の中になってるんだ!
と思うと
案外ありなことなのかなぁと思ったりします

好きなことを専念していく
来年はどこまで成長するやら

人は好きなことをしているだけでも
自然と成長していく生き物なんだな

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