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「居場所」をつくる、みつける(#127)

おはようございます。
10月も終わりになり、
秋を感じることができるようになりましたね。

読書の秋、食欲の秋、芸術の秋、
いろんな秋がありますが
みなさんの好きな秋は何ですか?

わが家では「どんぐりの秋」ですね。
例年になく、すっごく立派などんぐりが落ちていて
いつもなら15分くらいの保育園までの片道が
30分以上かかっています!
でもこんな何気ない出来事が
子どもたちにとっては
心のオアシスなんだろうなと思いながら
付き合うようにしています。

9月に読んだ本ですが、
そんな心を満たしてくれる場所(存在)のお話です。

「居場所。/著大﨑洋」

この本との出会い

図書館で出会った一冊。

わたしはどうしても「すべきこと」をつくってしまいがち。
そして今日はできた、できなかったの繰り返し。
でもこの本の「しないこと」という言葉に心が惹かれて
手に取りました。

手放すことってとても大切ですよね。
余白ができる。
でもこの余白って意識しないとできないもの。

わたしも「がんばって」しまうかもしれないけれど
この「しないこと」を意識できたら
ほしい余白が手に入るかも!と読み進めました。

内容

大﨑さんの自らの体験をベースに
12の「しないこと」の解説がしてあります。

どうしてその選択を取ったのかだったり、
「しないこと」を通して結果的に良かったと思えたことだったりと
説得力のある文章でした。

あの頃、ダウンタウンの二人は、
「ほんの少し先のほうに
光が確実に見えているのに、
いくら手を伸ばしても届かない」
という状態でした。

会社にもお客さんにも
おもしろさをわかってもらえず、
舞台や楽屋にも居場所がありませんでした。

僕も、会社で居場所がありませんでした。

居場所がない者同士が
つるんだところで、よるべのなさ、
不信、不安が消えたわけじゃありません。

でも、松本くんは「お笑い」という
唯一の武器を手にして、
居場所をつくろうとしていた。

そして咲かせる花などない平凡な僕は、
その花が咲く場所をつくろうとしていました。
そんなこんなで、この本は、
居場所についての本です。

Amazon 本文より

感想

等身大の文章がとても読みやすくて
そうだなと納得しながら読むことができました。

また吉本興業が目指すものとして
「社会の誰かの居場所づくり」への思いも好きでした。
(現在は会長を辞めているようです)

また「居場所」に対して2つの大きな気づきもありました。

居場所って、
物理的な場所だけではなくて
精神的な「心の居場所」も存在しているなということ。
現在わたしの両親や家族からは離れたところに住んでいますが、
やはり家族の存在って大きい。
何かに悩んだときに、
母ならどうしてくれたかな?
父ならなんて言ってくれるかな?と
わたしの選択を助けてくれるような感じ。

それから、
何かをしてあげたり、提供してあげたりする場所だけが
居場所でもない。
自分の心が満たされて、
心のガソリンを入れて
またがんばろうと思える場所も居場所だな。
それはまさにいまの家族。
泣き虫の長女も、
ひょうきんな次女も、
ここぞというときしか頼りにならないパートナーも、
でも一緒にいてくれて、
笑っている姿を見るだけで
わたしも笑顔になれる。
それってわたしには十分「居場所」があるなと感じる。

子どもたちにとっても
そうゆう「居場所」でありたいと思うし、
誰かのそうゆう「居場所」が
わたしにも作れないかな?とか考える一冊でした。

今週も素敵な一日を。
Natsumi🔖

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