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ポートフォリオキャリアの365日

2020年6月3日より、ポートフォリオキャリアという働き方を選択して、1年経ちました。

会社を辞めるときは、このような働き方が通用するのかどうか心配や不安もありましたが、意外なほどにフィットしまくり、むしろこんなにフィットしてしまっていいものか逆に心配や不安になるほどです。

この1年間の歩みは、ほかの人のキャリアへの選択肢を広げ、可能性になりうるかもしれないと思い、徒然なるままに書き残します。


仕事と生活リズム

私のGoogleカレンダーのとある週のキャプチャーです。

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仕事では、フルリモートワークで、会社ごとに色分けし、ベースの時間帯を決めています。月から木曜は午前と午後、金曜は終日フリーの日。

平日夜や休日午前中にワークショップがあったり、午前と午後の予定をテトリスのようにスケジュールを組み換えしたり、ダブルブッキングの粗相ないように、自分で毎週、毎日更新しています。


生活では、夫婦共働きでお互いリモートワークなので、時間差でできることをお互いに分担しています。平日の保育園送り、夕食づくり、娘との遊びはかけがえのない時間となっています。

また、ここ最近は定期的に断捨離しつつ、家電やインテリアを新調することが楽しくて、スタンディングデスクやウォーターサーバーを導入したり、エアプランツが増えたり、快適に過ごせるよう鋭意工夫中です。


振り返り

会社では当たり前にやっていただいていたような目標設定・評価、上司との1on1やフィードバックがないため、人との対話や1行日記、noteにつづるなど、自分自身での振り返りが欠かせません。

1年単位での振り返りで、思い起こせることは、この3つ。

1. 理想の働き方は自分でオーダーメイドすることができる
2. それぞれの会社で強みを発揮し、一発言、一行動し続ける
3. 自分の範囲を少しずつストレッチする仕組みが必要である


それぞれについて、エピソードを交えてご紹介です。

1. 理想の働き方は自分でオーダーメイドすることができる
このポートフォリオキャリアに至ったきっかけ、経緯は、さかのぼること2年前。2019年4~6月でサバティカル休暇をとったことでした。

ふだんできないこと × 自分だけでできないこと=人と会いまくる
と思い、自分から会いたい人に片っ端に連絡し、40名もの方とランチやお茶しながら、お話をさせていただきました。

会いたい人は、たまたまですが個人事業だったり経営者だったり、個人で時間を融通できる人が多かったようです。その人たちの話ばかりをふむふむと聞いていたために、働き方はいろんな働き方があり、それぞれがユニークであり、オーダーメイドすることできるものなんだと、しみじみと感じておりました。

その後、自分にとって働き方をオーダーメイドするってどういうことなのか?、自分の働き方をオーダーメイドするとどうなるのか?と考え、行動し続け、ご縁もつながることで、オーダーメイドが成り立つことが身をもって実感できました。

いろんな働き方があることを知る、自分に合うようなロールモデルを探せるようなものがあると、一人ひとりが理想の働き方がオーダーメイドできるようになりそうです。


2. それぞれの会社で強みを発揮し、一発言、一行動し続ける

現時点で、業務委託や契約社員、プロジェクト、ボランティアなど、いろいろな関わり方があり、役割を担っている仕事もマインドフルネスだけじゃなく、さまざまです。

健康経営やプロジェクト進行、イベント運営、ウェブディレクションまで、過去に培った経験やスキルを総動員して、限られた時間の中で、バリューがだせるように一挙手一投足を意識して臨んでいます。

大げさな話、1つの会議1つの発言で、バリューでたかどうかを意識するようになりました。いままであまり意識していなかったのですが、私の強みは、「話を脱線しつつ、アイディアを放り込む」ことかもしれないです。

いまは強みの掛け合わせで、だいぶ調子に乗っている気がしますが、しばらくするとすべてに突っ込みすぎて、行き詰まりがでてくる気がします。そんなときにヒントになりそうなのは、楽天大学の仲山学長さんが提言されている加減乗除です。


3. 自分の範囲を少しずつストレッチする仕組みが必要である

すべてが順風満帆なポートフォリオキャリアかというと、課題感もあります。自分で自分の健康やお金、仕事に対するポートフォリオをマネジメントするため、俗人的ではなく、仕組み化する必要があります。

コロナ禍により、生活や行動範囲が狭まり、ホメオスタシス(生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする)が働いてしまい、気づいていても、コンフォートゾーンでぬくぬくしてしまうからです。

会社では業務アサインや思いがけない突発な出来事により、ストレッチになれる環境がありますが、個人では自分で設計しないといけない危機感があります。

そこで、先日からはじめたのが、こないだのnoteでも書いた、#onenewthing。

あと、まだnoteで書けていないのですが、4~5月にかけて約30人と行った、ゆる1on1(近からず遠からずの方とざっくばらんに話す)も仕組みとして成り立ちそうです。

ほかにも、ぜんぜん違う領域への踏み込みや投げ込み、まだ出会っていない人との出会いなど、手に届く範囲を少しずつ広げていくようなクリエイティブ・テンション(創造的な緊張)が必要なことは間違えありません。


2年目に向けて

明確な目標設定して、逆算して、ゴリゴリと進めたいという意思はなく、、出会いとタイミングは流れるままに、さすらいの姿勢です。

この1年間で、とっても不思議なことが、たびたび起こってきました。

・個人事業の案件がなくなると、知り合いからお声がけいただいたり
・会いたいなと思った人に、たまたますれ違ったり、メッセージもらったり
・何かの取材が来ないかなーと思うと、メールが来たり

いわゆる引き寄せてます。といいつつ、受け身になっているのも実態です。

2年目は、いくつか自ら仕掛けていきたく、種まきと収穫というサイクルを意識していくことを心掛けていく所存です。


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