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事例52:自分でYouTubeタイムを決める

 小学校から帰ってきた子どもがタブレットでYouTubeをだらだらと観ています。子どもがオートパイロット(無意識)になっているとき、どのような働きかけをするのが効果的でしょうか。

オートパイロット

 「夜ご飯の時間だから、そろそろYouTubeやめようか?」
と優しく声をかけても、画面に夢中になっていて全く聞こえていません。
 「もう夜ご飯の準備できているよ、止めて!」
 毎日このやり取りするのも、疲れてしまいます。

実践ワーク

マインドフル・YouTube

マインドフルネス

 「夜ご飯の時間だけど、あと何分くらいでYouTube消せそう?」
と時計をみせると、「あと5分で止める」と子どもが言いました。
 「あと5分ね、分かったよ。それまでに夜ご飯を準備するね」
 このやり取りをはじめてから、YouTubeとの付き合い方が変わりました。

ワンポイント・アドバイス

 「いつまでテレビ見ているの?、ゲームしているの?、もうやめなさい」と自分が子どものときに親から言われたセリフです。自分が親になり、テレビがYouTubeに置き換わっても、歴史は繰り返されています。
 親から「やめなさい、止めなさい」と強制されても何も変わりません。ポイントは、子どもが「時間を決めて止める」「キリがいいところでやめる」など、自分で選択して決めていると実感できるように促すこと。
 そういう親自身も体現することが大切です。大人がしっかりと時間を決めてマインドフルに観ることによって、子どもの観るスタンスに影響をもたらすからです。


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