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声の在りか@お薦め本

私的お薦め本
「声の在りか」寺地はるな

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①こんな人にお薦め

・集団の場で自分の意見が
 言えない。

・何となく言えなかったことに
 ストレスを感じている。


この本は小説ですので、
あくまでも解決本ではありません。

②この本の好きなところ

自分の言葉を発することに
自信がもてなかったり、
黙っていることで
周りに波風を立てなかったりして
過ごすことはありませんか❓

この本の主人公の
ゆっくりではあるけれど
前進している感じには
共感できる部分が多いと思います。

もしかしたら、
同じような経験をしていて
少し疲れてしまっている人には
嫌な話かもしれません。

でも、言葉にしていく勇気が
少し湧いてくる作品だと思います。

③読了のあれこれ

寺地はるなさんの本を何冊か
読んだのですが、
対象となっている女性像がいて
その女性の生きづらさを
少しずつ解決していくような
ストーリー展開になっていることが
多い気がします。

私もどちらかというと
集団の場で意見を言うのは
得意ではありません。

本の内容とはズレますが
多分話を聞いてもらうという
経験の少なさからきているのだと
思います。
肯定も否定もされずに
単に聞いてもらうという体験は
自分の考えの
指針になるような気がします。

読書の時間は、
自分との対話の時間だと
最近感じています。
バズることを言う、声高な人に従う
そんなことに振り回されずに
自分の内側の声を
大切にしたいものです。

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