見出し画像

一番重い問題を手放してしまえば楽になる、けどそれが難しい

20年近く、精神疾患を抱えて生きています。

最初の8年はウツ病として、その後は双極性障害2型・気分変調性障害として薬を飲み続ける生活を送っています。

年が明けてしばらく、就労移行支援に通いましたが続けられず、通常の社会活動に復帰することはもう難しいかな、と考えたりしているのが現状です。

発症の原因は約30年前からの、ある異性との問題なのですが、互いの仕事や家族の問題が絡み合った複雑な状況で、そのストレスフルな環境に長く身を置いてしまったのが良くありませんでした。

縁を切りたい、そうしないと私にはミライなんて無い。

若い頃はそう思って、何度も別れるための努力をしました。

でもうまくいかず。

ズルズルと時間は流れていき、子供を産める年齢も過ぎ、病気は一向に良くならず、いつの間にかシニアと呼ばれる年齢になってしまいました。

そして、二人の関係に大きく影響する出来事が起こり、そのことをきっかけに私は変わることを決意しました。

これまで聞いてこなかった、相手の本音を聞こうと決めたのです。

私がずっと胸の中に溜め込んでいた疑問、思い、なんであの時あんなこと言ったの?あの時私がどんな思いでいたのか考えたことある?とか、今更なことだけど、それを抱え込んでいたから病気になってしまった、その原因をようやく表に出すことに決めたのです。

ずっと文句も言わずに関わってきたのに、突然そんな話を問い詰められて、とてもイヤそうでした。

そして数ヶ月経った時に、突然の音信不通。

30年近い付き合いなのに、その終わり方。

知人が間に入ってくれ、関係を終了する、ということである程度の大人としての誠意を見せてもらう、ということで完全に縁を切りました。

苦しかったです。
これまでの30年はなんだったのか?
治らない病人として障害者としての人生を歩むことになった責任の一端はあるはずなのに、この終わり方?

でも、この別れから半年以上が経ち、引越しもして縁のなかった場所に暮らし始め、2頭目の子犬も迎え、ようやくココロが再生し始めている様な気がします。

自分のココロに30年間ずっと抱え込んでいた問題を、当初は不本意ではあったけれど結果的に手放すことができたことは、とてもラッキーだったかもしれません。

ずっと胸に抱えていた、過去についての「たられば」の思いが、あまり顔を出さなくなりました。

過去を振り返る時間が減り、いま現在にフォーカスした生活を徐々にですができる様になっている気がします。

ココロの中の「過去」という重い問題を、手放すことができる様になってきたのかもしれません。

フォーカスするのは現在。

これからはそうやって生きていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?