中年を生きるのは難しい 大江千里さんのジャズピアノを聴きながら
今日はストリーミングサービスで、大江千里さんのジャズ楽曲を聴いています。
前から気になっていたけど聴く機会がなく、今日ようやく聴けました。
正直なところ、私にはあまりジャズに聴こえません。
ポップス色が強いなぁと思います。
大江さんが優れたポップスミュージシャンでありボーカリストでありソングライターであることを知っているから、逆色眼鏡で聴いてしまっているのかもしれません。
成功していたキャリアを一旦手放しNYでジャズを一から学び直し、ジャズマンとしての人生を歩んでいる、中年にとっては憧れの人です。
勝手な憶測ですが、ジャズミュージシャンとしての評価が欲しいというより、やりたいことを我慢して生きる人生はもう送りたくない、と思っていらっしゃるのかもな、、、と感じています。
私は病気(双極性2型障害・気分変調性障害)になって以降、まともに働けない時期が多く、長いこと金銭的な悩みを抱え生きてきました。
障害者雇用で働きたくても、週20時間しか働けないグレイヘアのおばさんはなかなか採用されません。
そして落ちまくってやる気を失くしている間に、気力体力が落ちてしまい、就労移行支援にすら通えなくなってしまっていました。
お金がないから、やりたいことをかなり我慢して生きてきました。
どうしてもイヌを飼うことだけは譲れませんから、他には何もできません。
そんな生き方をずっと続けるのかなぁ、しんどいし、つまらないし、生きている意味を見失ってしまいそう。
で、ふとボーカルのレッスンを受けてみたいと頭に浮かびました。
昔から歌うことが好きだったし、声を出すことはすごくいい気分転換になりそうだし。
近所に大手の音楽スクールがあるから、多分クラスはあるんじゃないかな。
で調べたらやはり有りました。
思っていたより高かったです。
このスクールに通うことで私の病状が好転して、収入を得る道へと確実に進める確信があれば即決します。
でも、採用されて企業で働けるとしてもあと数年。
企業で働くことを望むべきかどうかで迷っているのが現状です。
だから音楽スクールに通う出費はどれほど私の人生にとって有益なのか、をよく検討しないと踏み出せません。
中年になると、ゴールを見据えて考えるようになるので、若い時のように勢いで決断はできないのです。
だから、大江千里さんの決断は本当にすごいと思います。
前にスガシカオさんの独立もすごいと書きました。
このお二人は中年の星です。
すごくありきたりで陳腐ですが、まごうことなき星です。