【70:20:10の法則】学びを狭く考えない
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
業務で自己学習用のラーニングコースを作っています。
が、新たな取り組みのため試行錯誤の連続で、これでよいのか?という懸念が拭いきれません。
先行している企業からアドバイスを受ける機会があり、考えたことを書いてみたいと思います。
いわゆる「自己学習」のイメージに囚われていた
チェックリストによる自己判断で「できていない」と回答した人は該当の学習をする、という仕組みです。
チェックは主にヒューマンスキルとコンセプチュアルスキルを測るものになっています。
動画教材を見て、そこからの学びを共有して、まとめるという仕立てのコースが多かったのですが、私自身は「このコースを完了したら即「できていない」→「できている」になるか?(いや、ならないだろう)」と感じていました。
なのにその形から離れることができなかったのは、自己学習といえばこのようなもの、というイメージに囚われていたのですね。
業務などで学ぶためのアドバイスをコース化する
提案されたのは、端的に言うと「こんな経験をするとそのスキルが身につきそうだからチャレンジしてみてね」というようなアドバイスをコースの中に組み込み実践させるというものです。
やってみてどうだったかを入力してコースが完了するので、動画を見てわかったつもりになるだけよりずっと「できる」につながりそうと感じました。
「70:20:10の法則」とは、米国ロミンガー社の「経営幹部が回答した、役に立った要素の7割が業務経験、2割が薫陶、1割は研修である」という研究から導かれた法則です。
いただいた提案は、70%の業務経験からの学びを促進するためのアドバイスということですね。
業務の中で学ぶ仕組みづくりは、忙しくて研修などやってられないという言い訳をブロックしますし、ぜひ取り入れたいと思いました。
ヒントなしに発想を広げることの難しさ
コルブの経験学習モデルは、「経験」「省察」「概念化」「実践」を回して学びを深めていくというものですが、このうち「省察」「概念化」はチームで行うべきなのだなあと気づかされました。
一人で学んだつもりになっていてもダメなのですね。
取り組んでいるコース自体も、経験学習モデルをフレームとして作ることを提案してみようと思います。
やらなければならないことが多くて押しつぶされそうになるけど
私たち自身にとっても、この経験が学びとなるよう昇華させたいです。
そして、今後につながるような形にしていきたいと考えています。
お読みいただきありがとうございます。
ではでは。