VARREL OW部門発足のきっかけと競技シーンへの想い
みんないつも本当に応援ありがとう。
OWシーンに希望をもって拾ってくれたVARREL、選手、マネージャー、ファン、応援してくださるすべての皆様のおかげでここまで来ることができました。
少し長くなりますが、VARRELができたきっかけとOW競技シーンの現状をお話しします。
2019年に太平洋地域(Pacific)の競技シーンのサポートがなくなりプロチームは軒並み解散、それぞれVALORANTやAPEXに移行していきました。
「それでも僕はまだOWの競技をあきらめたくなかった。」
それから1年半音沙汰なかったPacific競技シーンですが一筋の光が。
2020年10月にOverwatch ACE 2020という、なんと賞金総額1000万円のPacific大会を開催するという連絡が来ました。
そこでなんとしてもこの大会に参加したい僕はその当時プロだったConnect Gamingに連絡し、加入しました。そこで出会ったのが、現メンバーのKSG,Mihawkです。 結果は総合4位とまずまずの順位でしたが今考えてみると物語はここから始まっていたのかもしれません。
(ACE 3位のチームには現メンバーのPlanktonさんもいました。)
その後、現メンバーのMintが合流、色々あってConnectGamingが解散しまい、僕達はこの後の選択肢として2つありました。
「このまま競技シーンをあきらめる」
「アマチュアからプロを目指す」
ここはそれぞれ自分で決めようという判断にしました。
結果、誰一人辞めるという判断をせずに
「アマチュアからプロを目指す」
という判断になりました。自分も含めOWの競技をその時代にやるってかなり馬鹿だし、今でも意味が分かりません。でも本当にOWが好きで集まったメンバーでした。
その後アマチュアチーム「Garnet」を設立。
結果2020年に行われたACEからPacific地域で大会は開かれませんでしたが、それだったらオーストラリア Contenders出れば良くない?というぶっ飛んだ判断になりました。
全メンバー130pingを超える中オーストラリアOpen Division優勝、Contenders Trials 2位という結果で見事オーストラリアContendersに出場することができました。
そこでの頑張りを認められVARREL(旧名:DONUTS USG)からお声かけをいただき、チームと一緒にOW2の為に動き始めました。https://twitter.com/_VARREL/status/1394277010445193219
その後QkiとPlanktonとQLOUDがチームに合流し、2022年にOverwatch2のベータ版がリリース。
僕達は何度もオーストラリア Contendersに出場し続けました。 日本語配信もない、コアなファンしか見ない中ずっと夢を見て頑張り続けました。 常に130ping以上で戦い続けなといけない、できる構成、練習環境も限られた中でオーストラリア Contenders 3位まで上り詰めました。 それでも注目されないし、当時はただ自分達が強くなるのに必死でした。
2023年になり日本とPacific競技シーンに光が差し込みました。
ワールドカップ2023とPacific Contendersの復活です。
これは本当に競技プレイヤーにはあまりにも大きい出来事で、今までこんなチャンスはありませんでした。
そこで僕達は考えました。
「日本で強いだけでは盛り上がらない。」
「僕達はPacific地域で一番でなければならない。」
かつてVALORANTのZETA DIVISIONが世界3位を取った時のように、ワールドカップもContendersもすべて結果を残して、夢を見せないと他の選手、チームが続かない、eスポーツ界隈にも興味を持ってもらえない。
だから僕達は日々の練習やブートキャンプもやって頑張るし、ワールドカップもContendersも勝ちます。
でもそんな僕達にも限界はあります。
やっぱり勝つだけじゃいけないんです。
競技シーンを盛り上げないと。
そこでオーバーウォッチが好きな皆さんにも協力してほしいです。
本当に何でもいいんです。 大会を見るだけでもいい、ツイートするだけでも、いいね押すだけでもそれだけで今の競技プレイヤーは報われます。
実際に前回のVARREL vs KRAKEN 戦は日本配信7000人、韓国配信3000人、本配信10000人以上の人が観てくれていて、本当に希望を感じています。
またVARREL以外にも「6blow」「invincible」「レバンガ札幌」「たまころ」色んなチームがあります。他にも競技としてプレイしている人は沢山います。
今回VARRELの結果でOverwatch競技シーンに興味を持ってもらえた方が多いと思いますが、他のチームにも注目してもっと盛り上げてもらえると嬉しいです。
最後に
本当にみんなに伝えたい
「いつもサポートしてくれてありがとう。」
グランドファイナルでも本当に頑張るから引き続き応援よろしくお願いします。