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【感想】★★★★『サピエンス全史 上: 文明の構造と人類の幸福』 ユヴァル・ノア・ハラリ

評価 ★★★★

内容紹介

■ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界二五〇〇万部のベストセラー!

感想

とても興味深い内容であり、著者の無尽蔵な知識にも驚かされる。歴史的事実からの考察力が素晴らしい。とは言っても、「そうかな⁉」と思える箇所があるのも事実。
動物の進化の過程と枝分かれについてやホモ・サピエンスが力も脳の大きさでも勝るネアンデルタール人に勝ち得たのはコミュニケーション力によるという仮説はとても興味深かったし、他の人類との邂逅などとても面白い内容。

ただ、後半の貨幣の誕生から帝国主義についての章は「なるほど⁉」と思える部分もあるが、基本的には退屈な内容であまり覚えていない。

このような文芸作品とは異なる学術的な内容の本にしては、とても面白かった。ただ、下巻を読む勇気はすぐには出てこなかった

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