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【骨子・答案例】技術士二次試験(建設部門)想定問題②『インフラ長寿命化』
修正履歴
2024/04/23:「おまけ」の原稿画像の差替(DXの原稿を掲示していた)
そのほか、微修正(内容は変わりません)
技術士二次試験に向けた骨子ストック事例として、主要テーマについて想定問・骨子案・答案を紹介していきます。
第2回のテーマは『インフラ長寿命化』です。
※ 第1回は『建設DX』↓
私が受験した10年前は、長寿命化問題が大きく取り上げられていた時期でした。10年経った今でも、その重要性は変わっておらず、寧ろ経年的に老朽化が進んだ施設の数が増加することで、より大きな問題となっています。
少子高齢化社会である我が国において、この『インフラ長寿命化』は今後も、建設部門における継続的な主要課題となるはずです。
本記事では、必須科目における『インフラ長寿命化』をテーマにした想定問題を設定し、骨子・答案を作成しました。
想定問は直近5年間の過去問の傾向を確認すると、必須科目では設問の型が定められているので、そのルールに沿って想定問は作成しました。
骨子については、直近の国交省の公表資料を参照して、観点と課題の設定をしています。私が学習に使った教材等と重要箇所については、後日、別記事を作成します。
必須問題では、「技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から必要となる要件、留意点を述べよ」という設問が必ず問われます。本記事では、この設問に対して、他のテーマでも流用可能な切り口で答案を作成しました。
作成した答案では、原稿用紙3枚に丁度収まることを確認しています。(記事の末尾に、答案用紙に記載したファイルを掲示しておきます。)
【注意事項】
※ 骨子・答案は私案であり、私なりに時間を掛けて作成しましたが、A評価に相当するか断言はできません。その点はご理解のうえ、参考にして頂ければと思います。
勉強の進め方に関する基本事項は以下の記事を参照ください。
技術士二次試験を初めて受験する人(=勉強方法を熟知していない人)に向けた記事です。これらに該当する人で未読の方は、以下の記事等で基本を押さえたうえで、過去問や想定問の演習に進むことをお奨めします。
(我流で勉強すると、無駄が多くなるので)
(1)想定問題
※ 想定問題は必須課題での設問を想定。
※ 設問の形式は、直近5年間の設問ルールに基づき作成。
問
我が国では、戦後から高度経済成長期にかけて多くのインフラが整備されてきたが、それらの多くが建設後50年以上経過する状況となっている。これらのインフラは国民生活ならびに産業を支える重要な役割を担っており、これらの重要インフラの機能を将来に渡って継続的に維持するためのインフラ長寿命化は我が国における極めて重要な課題である。
(1)インフラ長寿命化を実現するための取組を実施するにあたり、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)全問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ
(3)前問(2)で示した全ての解決策を実行しても新たに生じうるリスクや懸念事項とそれへの対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行にあたり、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から必要となる要件、留意点を述べよ。
(2)骨子案
![](https://assets.st-note.com/img/1707537188836-3DW4YI36Cu.png?width=1200)
本記事で設定した想定問題に対する答案の作成では、他の課題でも流用可能な課題を中心に抽出し、骨子・論文を構成しました。
こういった、問題が変わっても流用できる共通の課題と対策を蓄積していくことが、過去の記事で記述していたストックを貯めることの効果です。
令和以降の最近の必須科目では、上記の様に設問を(1)~(4)の様に小分けにしてくれているので、設問に順番に答えていけば良いので、骨子はこれに沿って作成します。
(2-1)インフラ長寿命化を推進するための課題
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