21-1 バルト三国最北に位置するIT先進国　〜エストニア・タリン〜

ついにバルト三国で最北に位置するエストニアの首都・タリンまでやってきました。ヨーロッパでは何度もバス移動をしてきましたが、これが最後の長距離バス移動です。ブルガリアからの足跡を振り返るだけでも感慨深いものがあります。エストニアはIT先進国として有名で、ソビエト連邦から独立してからすぐにインターネット経済に力を入れていきます。その結果、低迷する経済は右肩上がりに良くなって国を支える基盤となりました。みなさんご存知「Skype」はエストニア発祥です。最先端の電子国家として、世界中から注目を集めています。

中心部に位置する旧市街は中世の面影残る街で、世界遺産に登録されています。高台から眺めると、レンガ造りの家がひしめき合っていることが分かります。フィンランドからフェリーで2時間と日帰りで訪れることも出来るため、近年観光面でも注目度の高い国です。

日本とタリンの友好の証として、1999年5月に200本の桜が贈られました。5月初旬が開花時期であることから、北欧であることを実感します。こんな場所で日本を思い出せる瞬間が来るとは思っていなかったので、何だか安心感がありました。