
ホーチミンのネイル市場で見たものをご紹介
ベトナム・ホーチミン市にネイルサロンを作ると決めた私は、日本とベトナムを行ったり来たりしながら準備を進めている。
物件は5ヶ月かかってもまだ本契約には至っていないけれど、やっと見つけた42Nguyen Hue(グエン・フエ)アパート。
このアパートはサクセスストーリーが生まれる場所と言われている。
言葉にときめきを感じた私は、ベトナム政府の取り壊し計画があると知りながら、契約することを決めた。
おさらいをサラッと書いてみて一言「ちょいと無謀すぎない?」って4年経った私は思うんだけど...。
この時はさ、絶対なにかが私に取り憑いてたよね。うん。絶対そうだ。
契約書を作るぞ!
物件オーナーのCoung(クン)さんは「契約書作ってよ。確認してOKならサインするから」って私に丸投げしてくれたので、私は「賃貸 契約書 作り方」と早速ググりました。
最初から誰かに頼むのもいいけど、まずはどんな感じか最低限自分で調べてから頼まないとね。
契約書を作る手順
1.いくつかの無料テンプレートをダウンロードして、集約したものを作る。
(調べたらすぐに答えが見つかるって、ありがたいよねー。)
2.自分がこれはトラブルになるかもしれないな。入れておきたいなっていう事柄を追加する。
3.取り壊しの計画があるから、もし契約期間中にはになった場合のことも書いておこう。
4.日本語で書いた契約書をゴックさんに見せて、アドバイスをもらったり加筆修正。
5.ベトナム語に翻訳してもらう。
できたら、オーナーのcoung(クン)さんにメールして返事を待つだけ!
順調に進むといいなー。なんて思いつつ...。
今日はタンくんと一緒にネイル用品を見に市場へ行く日!
早速タンくんのバイクに乗せてもらってネイル市場へGO!!
バイクにのって市場へGO!
タンくんのバイクの乗り心地は悪くないんだけれど、ネイル市場まではバイクで約40分。
今までベトナムの田舎町では自分でバイクを運転することも何度かあったけれど、ホーチミンでこんなに長い時間バイクに乗ったのは初めて!
いつもタクシーの中から、たくさんのバイクを眺めては「ホーチミンでバイクに乗るのは怖そう!」って思っていたけれど、やっぱり怖かった(笑)
だって、こんなにバイクが走っているのに、信号がめちゃくちゃ少ないの。歩行者は横切って来るし、逆走バイクがいきなり現れるし...。
怖くて、タンくんの肩を両手でギュッと掴んだまま離せない。
バイクの3人乗りなんて当たり前のベトナムで、ガチガチの様子で乗っている私。
タンくんは気を遣って、ゆっくり走ってくれるけど、私たちのバイクを追い越す度に、現地ベトナム人が不思議そうにこっちをチラチラ見てました(笑)
バイクで40分も後ろに乗っていると、足やお尻に力を入れすぎちゃってもうヘトヘト...。
バイクの後ろに乗るのにも案外筋肉を使います。
チャイナタウンにあるネイル市場へ潜入!
着いたのは、 CHO BINH TAI(ビンタイ市場)
ホーチミンのチャイナタウン、チョロンにある大きな市場です。
日用雑貨、衣料品、食料品、など何でも揃うこの市場。
暑い、敷地広い、物多い。体力がなくなること間違いなし!
覚悟して行かないとね!
タン:優ちゃん、早速ネイルのお店に行こう。
私:うん。そうだね。広すぎて目が回りそうだよ。
タン:市場で買い物に行くコツは、優先順位の高いものから見ていくことだね。
そうそう。私たちは、遊びに来たんじゃない。と、かわいいカゴバック売り場や洋服売り場を横目に、私たちは足早に売り場へ向かうよ!
早速着いて一言。
商品がめちゃくちゃ多い!
そんでもって、量も多くない?
だって、ネイルアートに使うラメの量がこれだよ?
使い切るのに一生かかるわ!
これはネイルフォームと呼ばれるシート。これ1セットで2500本の指に使えるね...。
私:タンくん、この店はちょっと量が多すぎるよ。最初はね、最小の量で買いたいんだよ。
タン:うん。そうだね。でも市場って量をたくさん買うから安く買えるんだよ。もっと少ない量を売ってる市場もあると思うけど、今はわからないな。
そ、そうなんだけどさ...。
私は、多少値段は上がっても少量がほしいよ。
日本のネイルアート材料は、種類も充実してるし、少量販売だし、なんだかそういうのが整っている。
金額はベトナムのほうがうーんと安いけれど。
消費者が欲しい物をサクッと買えるシステムになっていないなら、気持ちの良い購買につながらないなー。
私の作るネイルサロンは、ボリューミーなサービスや、質より量で売るんじゃなくて、お客様が必用なものを必用な分だけ買えるサービスにしたいな。
なんてホーチミンの巨大市場の商品の売り方を見て、自分の店のネイルサービスについて色々考えてしまいました。
ちなみに、チョロンにある別の市場の様子はここにも書いています。
市場によって売っているもの、売り方も様々。参考にしてみてくださいね!
今回の市場でインプットしたこと
・いくら安くても大量にはいらない。
・見るものが多すぎると、疲れちゃって購買意欲が下がる。
・移動距離、時間、労力を考えたら、遠くの市場より近くの専門店がいい。
ホーチミンだけでもい~っぱい市場はあるから、根気よく毎回いろんな市場に行って調査してみるか。。。
あと、市内のネイル用品専門店も探してみよっと。
欲しい物をサクッと買いに行けちゃう日本と違い、ベトナムでは一つのことを進めるのにホント時間かかります(泣)
まあ、仕方ない。
「急がば回れ」きっと今の経験が自分にとって大切な資産になるさ。
このマガジンについて
ベトナムにネイルサロンをオープンしたのは、2016年8月。
このマガジンは私がベトナムでネイルサロンを作るまでの過程や苦労話。
また軌道に乗るまでの道のりをまとめています。
フリーのフォトグラファーとして気ままにやってきた私が、1からお店を作って、スタッフを持つなんて考えた事がありませんでした。
でも、あるとき海外でチャレンジしたい病にかかってしまったのです。
それからは、新鮮で刺激の多い日々...。
全てが初めてでどれも大変な作業の連続。落ち込む事も多いけれど喜びの方が多いんです。
だって、毎日楽しいんだもの。
毎週金曜更新中!
いいなと思ったら応援しよう!
