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SDN樹脂用染料を使ったアクリルの染色

前々から樹脂(アクリル)を染めることについて興味があったので、やって見たときの備忘録。


【使用した道具】

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【ないため用意した道具】
・アイリスオーヤマ IHコンロ 1000W ¥3,980
・シンワ測定棒状温度計30㎝ ¥274
・染料 樹脂用染料SDN 青・赤・黄色 各¥814
・使い捨て手袋ホワイト100枚入り ¥1,880

合計金額 ¥8,576 ※全てamazonで購入

【家にあった道具】
・割り箸=取り出したり混ぜたりする
・ステンレスボール=染める金具を洗うため
・ステンレスのザル
・お椀
・キッチンペーパー=拭いたりする
・電子計り機
・中和洗剤(キュッキュット)
・瓶(大きめ)=染色後に洗うため
・お茶パック=樹脂ネジなど細い金具等を入れるため
・新聞紙数枚
・マスク

【今後するなら揃える道具】
・スポイト=SDN染料を的確な量取り出すため、容器を汚さないため
・計量カップ=この中で直接混ぜたりする方が効率良さそう

【染めるまでの工程】 ※絶対換気しながらすること

⒈染める物を中和洗剤で洗う
 ⇨油脂等の油汚れがあるだけで染まり方にムラが出てしまうため。
 ⇨全ての物をいっぺんにステンレスボールで一気に洗った。
 ⇨ザルにあげて何度か洗う。

⒉各色で染める分だけお茶パックにいれる
 ⇨青に染めた後に他の色にも染めるために取り出しやすくした。
 ⇨案外外に漏れたりせず、すごくよかった。
 ⇨染めるものが直接鍋等に触れないためここもよかった。

⒊染色液を1:19=SDN:水で作る
 ⇨大体で大丈夫そうだった。計りで大体の量で作る。
 ⇨鍋に直接SDN水を入れて煮詰めたが、参考にしたブログでは沸騰したフライパンにSDN水を瓶に入れて湯煎していた。こっちの方が楽?

⒋SDN水を適正温度まであげる
 ⇨適正温度は染色する物質によって違うので要注意。アクリルの場合は70°〜80°。それ以上にすると物質が変形するため注意。

⒌SDN水を適正温度を保ちながら3分〜5分付ける
 ⇨透明のアクリルは染まりやすいぽく、短時間でOK。
 ⇨参考ブログは白い部品を1時間ほどつけていた。

⒍染色後、中和洗剤で洗う
 ⇨鍋から取り出し、お茶パックのごと瓶の中入れて中和洗剤で洗う。
  ※薬品なので食品を入れるための瓶や食器等では絶対に行わない。

⒎キッチンペーパーで水分等をとる
 ⇨キッチンペーパー万能説。使用した道具も洗った後にキッチンペーパーで水分を拭き取る。

【メリット・デメリット】

メリット:
・本当に綺麗に染まる。恐らく色の抜けがあったとしても染め直せば持ち直せるスペック。
・自分好みのカラーに手軽に染められる
・欲しいときに欲しい量を染められる

デメリット:
・部屋の中が換気をしていてもイソジンのような化学物質の匂いが充満する

【改善点】

・色の三原色のみを買って色を作れば良いと考えたが、原色に勝るものはないので、ピンクや水色等は原色の方が良いかもしれない。
・混色は常に一定の色が染色できるとは限らない。スポイトによって量を的確にすることで可能になるかもしれない。

【感想】

・めっちゃ楽しい〜!
・匂いがキッツイ。部屋の中の匂いをとるのに結構な時間換気をしなければいけないの寒い。
・マスク越しでも匂いがわかる。辛い。
・でも出来上がるとめちゃくちゃ可愛い…。
・レーザーカッターで切り出した後に染色してUV印刷をする実験をしてみたい。

サポートでいただいた応援は、自分の制作実験費に当てようと思っています!色々な表現の可能性を研究していきます。本当にありがとうございます。