【読書記録:1】「樹海考」 村田らむ著 晶文社
本屋で深い緑色の美しい表紙が目を引いた。
タイトルは「樹海考」という少し物々しい感じ。
他に何冊か樹海について書いた本があったけれど、帯の“人はなぜ「樹海」に惹かれるのか”という文句に誘われて選んでしまった。帯ってやっぱすごい。
帯の文句に負けず、とても興味深く自分の知りえない世界を知れたので、読んで正解だった。
“樹海”のイメージは、御多分に洩れず“自殺の名所”であり、どこか仄暗く神秘的なイメージだった。…が、この本を読んで考えはかなり変わった。私が思っていたような湿っ