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長唄 藤娘

日本舞踊の中でも有名な「藤娘」!踊りをはじめたら一度はやってみたい人気No1の曲といっても過言ではありません😊


あらすじ

近江の国、又平が描いた「大津絵」。その中に描かれた「藤の枝を肩に、初々しい艶っぽさ、華やかな愛らしさを漂わせながら踊る美しい娘の姿」を六代目尾上菊五郎が舞踊化したものです。日本舞踊の中でも最も多く踊られる代表的な作品の一つです。



藤の花の精


「藤娘」は、娘形の踊りの代表的な作品であり、舞踊会があれば必ず一曲あるほどに有名な演目です。
元々は【大津絵から娘が抜け出して踊る】という趣向が喜ばれてきたそうですが、名優六代目尾上菊五郎が演出した「松の木にからむ藤の花の精が娘に化身して踊る趣向」が大変な人気を博して、今上演される殆どがこの形をとるようになりました。
昭和12年(1937年)の事です😳

黒い塗り笠をかぶり、赤い緒の草履を履き、藤の枝を肩にした娘の姿は、華やかで愛らしさもありますよね😊



〽︎愛としと書いて藤の花


歌詞の中に出てくるこの一節が印象的なので余談ですが少し🤏
これは「い」の字が「十」で「いと」。これを上から「し」の字で貫くとまるで藤の花になることに掛けた詞で、子ども心に「素敵だな☺️」と思っていました。更に「い十し」が「愛し」にかけているとうう、
言葉遊びのこういった感覚はすごくお洒落ですよね✨

いとし藤




立方(たちかた)

宮本桃葉(みやもと ももは)

先程の都鳥を踊りました李李葉さんと双子の姉妹で、共に幼い頃から日舞にいそしみ、共にこの春から大学生となる仲良し姉妹です。喜び多い前途に向かい踊りますのは、藤娘、藤の精となり初々しい艶やかさや華やかな愛らしさを表現して参ります。

宮本桃葉