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溶接屋3代目、りょ。

X(旧Twitter)を始めて、世の中には色んな人がいるなぁと感心する。

りょのXプロフィール

Xで繋がった彼は、定期的にバズる。練られた文章で読ませて、オチでしっかり笑わせる。磨いた展開力と大喜利力で何度もバズっている。

何かのきっかけからDMでやり取りするようになった彼に「またバズったな」と送ると「これは画像のバズりやから。文章だけでバズるのが理想」と、こちらが聞いてもいない美学を語ってくる。

今では文字だけできちんとバズる。

りょはボケの瞬発力と発想力が高い。その切り口ある?という角度でボケてくる。最近はあまり投稿しないが大喜利アカウントの一つのお題に一人で10個くらい投稿する。

大喜利アカウント相手以外でも複数回答する

芸人でもない彼をなにがそんなに駆り立てるんだろう…ただの暇人なんかな…。

彼が大喜利のコツを教えてくれたことがある(別に聞いてもないけども)。

りょとのDM「大喜利のコツ」

「大喜利のコツ、読み上げた時のリズム感」

ちなみにバズるコツを聞いた時には「大喜利のネタに見える」といって答えてくれなかった。もはや病気だ。

りょとのDM②「大喜利のお題に見える…」

彼の大喜利力が発揮されたのはフォロワー2000人到達した時のアイコン大喜利企画。返信の欄を見ていってほしい。

この企画、次の開催も期待している。

その大喜利力は、他の人の大喜利の分析にも発揮される。
実は一度、僕は大喜利好きの女性のアカウントを作った。りょをハニートラップにかけようとしたのだ。りょがフォローしている大喜利アカウントに不慣れな大喜利を投稿し、りょの大喜利にいいねを押した。
彼と(僕の女性アカウントが)親密になり、待ち合わせした場所にウキウキしたりょが来る瞬間を見る、という夢のために、僕はコツコツと大喜利をした。

すぐにバレた。

りょとのDM③「大喜利のクセでわかった」

「大喜利のクセでわかった」
いやコナン君が絶対に言わへん謎解きのセリフ。

彼はタメになる情報も個人情報の切り売りもしていない。それでもりょは何度もバズり、フォロワーが増えていく。それってすごい。言葉のセンスと笑いの力で人を惹きつける彼を僕は尊敬している。そんなすごさを感じてる人が他にもいたら嬉しいし、知らない人に彼の魅力が新たに届けばよいなと思う。

けど、りょが持つ一番面白い武器はあまり知られていない。

それは天然

りょと僕がXでやり取りし始めた時、僕のポストに彼が返信してくれた。

りょとのやりとりほぼ最初。

これはB'zの「いつかのメリークリスマス」を「オーシャン」と間違える、というボケをしているのだけど、そもそもオーシャンの歌詞が違うという間違いをしている。まだりょのキャラクターをつかめていないためツッコミに苦心したことを覚えている。

これだけだったら全然大したことないのだが、その後も彼は間違う。

ZONEとZARD

お分かりだろうか。彼はZONEとZARDを間違えた。

GW→GM

GW(ゴールデンウィーク)をGM(ゼネラルマネージャー)と間違えた。

チャオズ→クリリン

チャオズとクリリンを間違えた。

ベッドハンティング

なんかちょっとセクシーな言い間違いした。
そしてその言い訳がかわいい。

「娘の部屋のベッドを検索してたから!!」

実は、彼はお子さんがいる素敵な父親(らしい)のだが、その日常で天然は発揮される。お子さんとサーカスに来たら満員で見れなかった。落ち込む娘さんのために翌朝ひとりでチケットを取りにいった。

りょとのDM④サーカス

チケット販売の2時間前で誰もいなかった。けど無事にサーカスを楽しめてよかった。

この年始には娘さんと凧あげしている様子も教えてくれた。

りょとのDM⑤凧あげ1

彼は、凧から手を放し、なにかわからないものを追いかけて走っていた。

その10日後、また凧あげをした。

りょとのDM⑥凧あげ2

懲りずに凧から手を放し、なぜか横でヘッドスライディングしていた。
凧あげしてヘッドスライディングする瞬間ある?

彼には優しい一面がある。
僕が社長に就任した時に、Xのつながりで何人かとビデオレターを送ってくれた。りょは、なんと僕の名前を溶接した板を作ってくれた。時間をかけてプレゼントを用意してくれたことが、とても嬉しい。

お祝いのビデオメッセージ

ビデオではお祝いコメントを話してくれているのだが、全然聞こえない。溶接面を着けて話しているので声がくぐもって全く聞こえないのだ。たぶん、いやきっと面白いボケを話してくれているのだが一つも聞こえなかったことが残念だった。
ちなみに、そろそろ1年が経過するがこの名前の板がどうなったかは全く分からない。


そんな彼が頻繁にバズって、フロワーが増えてきたので「Xで青バッジをつけたらどう?」と提案してみた。
彼もそのつもりだったようですぐにアクションを起こした。
まず、青バッジのアカウントに収益化について聞いた。彼はそこで青バッジにすることを決めた。天然のくせに戦略家だ。

けど初手で詰んだ。
「法人で働いてます!」って意味で法人ボタンを押してしまった。

そんな彼は状況を打開しようとX公式とやり取りし始めた。りょはすでに有料化の支払をしており、焦りを感じていた。

りょとのDM⑦たらいまわし
stripeからの回答

りょは、役所仕事みたいなたらい回しにあっていた。イーロンやアメリカの巨大企業にもてあそばれているようだった。
りょは、すがる思いでXの公式アカウントへDMした。

りょとX公式とのDM

彼の必死さが伝わるDMだが、その中で気になることがあり聞いてみた。

僕「なんで最初にpremium futuresって言うたん?」

りょ「これな……同じ問題にぶち当たったフォロワーさんがやり取りのスクショ送ってくれてpremium futuresに至るまでのやり取りがあったのにそんなん考えんといきなりpremium futuresって送ってしまった。
合言葉かと思ってん。ひらけゴマ、みたいな」

僕は大笑いした。

彼は、教えてくれた人のやりとりの途中で「premium futures」と書いてあることをみて、それがXの公式が動き出す合言葉だと思ったのだ。その前後のやり取りを無視して。

想像してみてほしい。

溶接面をかぶっていつもキレッキレのボケをかます男が、いろいろ準備してついに青バッジを申込みお金を払ったのだ。しかし初手で誤り、なんとか打開しようと助けを乞いながら、なんとかあと一歩のところまでたどり着いた。そしてついに、立ちはだかるXの公式アカウントに対して、前に進む一心でこうつぶやくのだ。

「premium futures」

いやDMで合言葉なんてあるかぁ。困っている人を笑ってはいけないと心に誓っている僕もこれには耐えきれなかった。

2週間後に状況を聞いても、りょはブルーバッジがついていなかった。
彼はついに「Grokと会話できてるから、ブルーバッジになれなくても元取れてる」ということまで言い出した。収益化について他に取材してたくせに。こうなるともう、笑いを通り越してかわいそうになってくる。

りょとのDM⑧「収益が欲しくてTwitterしてるわけじゃない」

そして、そのやり取りの1日後、彼はブルーバッジになった。

りょとのDM

ブルーバッジになった瞬間、勝手に何かを背負い始めた。

そんな彼はきっと、これからも溶接屋としての日常を面白く切り出して多くの人に笑いを与えてくれる。尊敬する彼のすごさが多くの人に知られていくことが僕は嬉しい。

ボケを説明しても、その面白さは1/3も伝わらない。でも彼のXだけでは伝わらない面白さが少しでも広がってくれれば嬉しい。
僕の野望は1度だけでも彼とラジオをすることなんですが、これが多くの人に読まれればその野望に一歩近づけるかもしれません。

わぁわぁ言うとります。お時間です。さようなら。


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りょのLINEスタンプがあります。
収益はりょの娘さんへのお小遣いになりますので、よろしければ!!

あと、彼は質問箱をしていますが全然質問が来ません。
良ければ質問してあげてください。真面目に答えてくれます。


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千種純(三田理化工業_RACOON)
千種 純(ちぐさ じゅん) 男児2人の父親 三田理化工業株式会社 代表取締役社長 「道なきところに道をつくろう」