2023年産米の #食味ランキング で「 #きぬむすめ 」「 #にこまる 」が猛暑でも「特A」 ( #静岡県西部 )
2024年2月29日に「2023年産米の食味ランキング」が発表されました。猛暑により作柄がとても心配でしたが、静岡県西部の「にこまる」は、6年連続で「特A」を認定していただくことができました。今年も、美味しいお米のご評価を頂けて、良かったです。
「コシヒカリ」の血を引くおいしい系統
「特Aランク一覧表」で、特Aの取得傾向を見ると、昭和から令和20年ぐらいにわたり、「美味しいお米はコシヒカリ」という状況が見て取れます。コシヒカリの圧倒的強さですね。
それに伴って、全国で「コシヒカリ」が栽培されるようになってきたようです。寒地向きのコシヒカリを暖地で栽培する方法も、確立されてきたものと推察いたします。
特Aを取れる寒地向け品種が多様かする陰で、暖地向けはコシヒカリを親として、高温対応力を高めた改良が続けられてきたのでしょうね。平成20年以降から、暖地の美味しいお米(特A)の品種が増えてきたようです。
「にこまる」は、なぜ広まらないのか?
ひらの農園の耕地条件として「にこまる」が最適なのですが、他の地域ではその条件だと難しいかもしれないそうです。適地が限られる。
「きぬむすめ」は、静岡県(東部、中部、西部)で推奨!
にこまるは、静岡県西部のみですが、きぬむすめは、静岡県全域の推奨になっています。品種の特性を理解して、推奨品種が選ばれているとすれば、きぬむすめの「広い適地」という特長が優れているのでしょうね。
コシヒカリの血を引く「おいしい系統」
日本には、美味しいお米が溢れているので、色々なお米を食べてみてください。何か発見があるかもしれないですね。
2023年産米の食味ランキング
日本穀物検定協会によるランキング試験の公表データ
「にこまる」について
九州沖縄農業研究センターにて、「温暖化対応研究」の情報
「ヒノヒカリ」の後継品種として、温暖化に対応し、おいしさ、品質、収量の3拍子揃った米を目標に開発された中生種(なかて)
栽培マニュアル (PDF)
「ひのひかり」、「ささにしき」、「ひとめぼれ」、「あきたこまち」、「にこまる」の5人がユニット
なんと、にこまる君?
「きぬむすめ」について
「日本晴」の後継として、温暖化に対応して、栽培適地が広いの中生品種(なかて)。
「きぬむすめ」のパンフレット