スーパーのウナギのかば焼き(中国産1000円)をアレンジしてみた
ウナギの思い出
ワーキングホリデーでオーストラリアに行っていた時にスキー場のThredbo Alpine Hotelのビストロでキッチンハンドしていたんですよ。
ある時、フランス人のシェフが『パーティのために寿司作れ』っていいだして。
いやいや、シェフ、面接した時に『寿司はできない』ってCVにも書いたし下手な英語でも念を押したじゃないですかって、ジャパレスのキッチンで照り焼き系の経験しかないのに寿司なんてできませんよと。
でも、シェフという権力者には断れないYESマンな日本人の私にはNOという選択肢はなくて作ることになったわけですよ。
何が欲しいって聞かれてウナギって答えたらなぜかスモークされたウナギを渡されて、背景にアンドロメダ星雲が似合う日本人が爆誕。
硬くてそのままじゃ寿司に合わないからとりあえずテリヤキのタレ(醤油4:砂糖3:みりん2)で煮込んだらあら不思議、テリヤキのたれが蒲焼のタレに大変身。
スモークで濃縮されたウナギの旨味が上手い具合にタレに出てくれましたよ。
日本ではシリアスなウナギは野田岩で1回だけというウナギ経験値が低い私だけど、あの時のタレは本当に旨かった。
今年日本に帰国したが、日本ではスモークしたウナギは見つからなかった。
土用の丑の日にはウナギ料理を作りたかったので何かウナギの出汁が出るものはないかと探していて発見したのが『京丸のうなぎボーン』
豚骨スープじゃないけど鰻骨タレもありかなと。
テリヤキのタレ(同上)で煮込んでみたがスモークウナギのような旨味とコクは出なかった、残念。
ご飯はカナッペみたいにウナギを乗せられるものにしたかった。
昨日炊いたタイ米に赤ピーマン、青唐辛子、紅ショウガのみじん切りを混ぜて良く攪拌した卵白をまぜた。
スーパーの1000円蒲焼きを洗ってから蒸した。
タレにつけておいた卵黄をのせて七味を振りかけて出来上がり。
安いアボカドがあったので前菜にしてみた。
オーストラリアではドラゴンロールってウナギ、アボカド、サーモンの寿司があるので相性はいい。
ドリンクはルビーグレープフルーツ+ジン+のどごし生。
のどごし生はビールに比べて苦みも少なく、個性も弱いので他の素材と混ぜるのに向いている。
炭酸のおかげでグレープフルーツの香りを楽しめる。