【温泉道中始末記】(その3)四万温泉と四万ブルーな旅
「万病に効く」という言葉があるけど、四万の病に効くから「四万温泉」と言われている、群馬の端っこ、中之条町にある温泉街。本州の真ん中あたりにあるというのもなんか面白い。是非いってみたいと何年も前から思っていたけどやっと行けた。
2023年10月の終わり、紅葉も楽しみに友人と2人で旅に出た。
自宅からは車で4時間半。ちょいと遠いけど交代で運転して太田強戸のサービスエリアで休憩。中は広々として休憩スペースもしっかりある。ということで、アイスクリーム休憩!
伊香保インターで高速を降りて一般道を進んでいくと、どんどん緑が濃くなっていく。紅葉はもう少しで見ごろって感じか。
でも紅葉で腹は満たされない。腹が減った。ググってみると美味しそうな蕎麦屋を発見。宿の近くだし丁度いい。「cade&蕎麦 なが井」へ行こう。
入り口脇にある駐車場は3〜4台でいっぱいになりそうな感じだがなんとか1台分のスペースを発見。中はそれなりにお客さんで混んでる。天ザルを注文。これは美味しい。
スタッフが少ないのか、注文処理をミスってお客さんにクレームつけられたり大変そうだったが、がんばってください。
お腹も満たしたので、奥四万湖へ。ここの四万ブルーと言われる湖面を見てみたかったのだ。湖の周辺をドライブできるルートを走行中、前の車が止まって動かないので「はて?」と思っていると、猿が。。。いた。
しかし、人間慣れしているのか動く気配がない。「う~む」と思っていると道路わきにノソノソ移動したのでこちらもゆっくりと車を動かす。サルを見たのは宇奈月温泉からトロッコ列車に乗って欅平に向かった時以来か。八幡平でも見たような気もするが。
なんてことを考えながら湖を一周。奥四万湖は写真でみる以上にキレイだった。湖面がお日様の光を浴びてキラキラと輝いている様を見ていると実に清々しい気持ちになってくる。
さて、そろそろ宿に向かいますかね。今回は「やまぐち館」にお世話になることに。ロビー周辺は昭和レトロな雰囲気が漂っていて個人的には大好きです。
宿の周辺には四万川の清流が滔々とながれている。窓を開けると川のせせらぎが聞こえるとともに晩秋のひんやりとした空気が部屋に注ぎ込まれる。
夜は女将さんの紙芝居を聞いた。もう何十年と続けているそうで、とても味わい深いものだった。
温泉は、大露天風呂と渓流露天風呂、そして少し熱めの内湯が「薬師の湯」。いずれも透明のお湯で入っている感じはサッパリ。いつまでも入っていたくなるお湯だ。露天風呂は四万川の流れを見ながらお湯を堪能でき、薬師の湯では、薬師如来像に見守られながら温泉に入ることができる。
(温泉の詳細は下記リンク参照)
温泉に入っているとあら不思議、あれだけ夕飯を食べたのにまたお腹が空いてきた。宿の隣にある雑貨屋さんでカップ麺を購入し部屋で食べるあたり我々の胃袋はいよいよ壊れてきたのだろうか・・・
2日目。
四万温泉にはもう1軒行きたい宿がある。
なにしおう「積善館」である。温泉好きで知らぬ者はいないはず。
我々も「知らぬ存ぜぬというわけにはいくまい」と神妙な面持ちで向かう。
やまぐち館から車で10分程度、日帰り入浴者向けの駐車場に到着。
そこから歩いて10分くらいで到着。
さすが「千と千尋の神隠し」のモデルになったともいわれる宿。なんというか、雰囲気が素晴らしい。
温泉は「元禄の湯」だけ入ってきた。モダンな雰囲気の浴場に浴槽が5つ、そこに無色透明のお湯が滔々と注ぎ込まれている。浴槽によって湯温が異なり、入り口から奥に行くほど熱いお湯になっている。お湯はつるつるサッパリで実に気持ちいい。
(温泉の詳細は下記リンク参照)
入浴後は温泉街でスマートボールをたしなむ。
500円で玉を借りて特定の穴に玉をぶち込むと賞球があるんだけど、これが中々入らない。あっという間に終わってしまったけど、子供たちは楽しそうにやっていた。
最後に、温泉街にある喫茶店で四万ブルーなクリームソーダを飲んで、大満足で帰りました。