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中長期ボランティアからの現地レポート (湯ノ岳編⑤)
こんにちは!しゅうです。
本日も湯の岳より活動報告をします!
共催団体の「いわきの森を親しむ会」は湯ノ岳の里山保全に取り組むNPO団体で今年で20年目を迎えます。森林整備班、農業班、木工班、プログラム班、自然観察班に分かれて、日々、森づくりや地域の子どもたちを対象とした自然体験プログラムなどを行っています。
会員の高齢化が進む会を若者の力で元気にするため、会員と一緒に整備活動を行います。中長期メンバー3人(しゅう、りょうた、まみ)で、3月末まで活動を行います。前半は大学生のしゅうと、NICE職員のまみが参加しています。
活動5日目は午前中に杉の畑整備、午後に子どもの遊具の補強をしました。
朝は湯の岳山荘から車で少し走ったところにある杉の畑に行きました。ここでは杉の種を畑にまいて苗木になるまで育てます。この苗木は下請けで栽培しており、ひとつ200円程度で売れます。ここには5万個の苗があり、売り上げは施設経費などに使うらしいです。いまはSGDsの取り組みとして国産木材の需要が高まっています。
みなさん、杉の種って見たことありますか?こんなに小さいんですよ!
今日の作業はこの種を植えるための畑づくりです。この畑の土は福島県白河市の黒い土をつかっています。そうするとどうしても土の塊ができるそうです。これがあると杉が根をうまく張れないので取り除く必要があります。バケツを持ってひたすら土の塊を拾っていきます。やってもやってもどんどん出てくる!この作業を毎年続けるとだんだんなくなってくるそうです。
こんなにたくさん出てきました。3人で半日やって全体の6分の1……。気の遠くなるような作業です笑。
昼からは遊具の補強です。湯の岳にはたくさんの子ども遊具があります。そのひとつがこのトンネルです。これも手作りだそうです。
このままでは風が吹くと飛ばされてしまうので足を固定しました。切った枝の先端を鋭くして木杭をつくります。それを木製ハンマーで地面に打ち付けていきます。これがなかなか力のいる作業で大変でした。最後に番線で足と木杭を縛って固定しました。番線の締め方は工事現場などでも使われる方法だそうです。また新しい技術を手に入れました!
今日で湯の岳の毎日更新はおしまいです。また2月中旬にお会いしましょう!