島田裕巳

島田裕巳

最近の記事

『創価学会教学要綱』

『創価学会教学要綱』について、一般社団法人池田創価学会のセミナーでの講演の要旨を書いておく。講演では語らなかったことも含まれている。  『創価学会教学要綱』は、2023年11月18日に発行されている。これは、創価学会の創立記念日になるが、長く創価学会を引っ張ってきた池田大作氏の逝去が発表された日でもあった。今回の『要綱』は、池田氏の監修になっているが、最晩年ということを考えると、実際に目を通したのかどうかはわからない。  ただ重要なことは、池田氏がいなくなったことで、創価学

    • 創価大学の駅伝部活躍は大学の創価学会離れか

      創価大学の駅伝部の活躍は、創価大学の創価学会離れではないかと考えてきました。 今、駅伝部には44名の選手が所属していますが、関西創価高校の出身が2名いるだけです。その割合は4.5%。かなり少ないです。 これを野球部と比較すると、37%になります。駅伝部と野球部では、創価高校と関西創価高校の出身者の割合があまりにも違います。 創価大学全体では、創価高校・関西創価高校の出身者の割合は27%です。駅伝部がいかに特殊であるかがわかります。 創価大学の野球部は東京新大学野球1部で

      • 旧統一教会(家庭連合)に解散命令が下されたら教団の資産はすべて国に奪われるのか?

        世界平和統一家庭連合、旧統一教会に対して宗教法人としての解散請求がなされようとしている。解散命令を下すかどうかは司法の判断に任されることになる。 仮に解散命令が下されたらどうなるのか。 一般的な報道では、税制面の優遇がなくなるが、宗教活動は継続できるとある。 しかし、ことはそう簡単ではない気がする。 そもそも、宗教法人の解散は、基本、教団が債務超過に陥ったときに行われる。オウム真理教の場合もそうだった。清算人が選任され、教団の資産を清算する。 ところが、旧統一教会の場合はどう

      『創価学会教学要綱』

      • 創価大学の駅伝部活躍は大学の創価学会離れか

      • 旧統一教会(家庭連合)に解散命令が下されたら教団の資産はすべて国に奪われるのか?