転職活動の反省と学び。④業界選び

ミヤマルです。
2日に1回の更新を目標としていましたが、先週は想定外の用事が重なり、ほとんど更新できませんでした…。しかし、もっと柔軟に時間を作れたのではないかと反省しています。自身の継続力をつけることもnoteを始めた目的の一つなので、忙しさにとらわれないようなつきあい方をしていきたいです。

今回も、転職活動について。
過去のシリーズはリンクを参照ください。


今回は、業界選びについて書こうと思います。
よほど特別なスキルや情熱を持つ人でない限り、転職活動を始めるほとんどの方が悩むのが「自分に合った業界が分からない」ということではないでしょうか。


「異業界×異業種」は無謀?

Google検索で拾ったリクルートエージェントの記事(https://www.r-agent.com/guide/article10306/)によると、転職の難易度は「同業界・同職種」「異業界・同職種」「同業界・異職種」「異業界・異職種」の順に上がっていくそうです。
そもそも、「異」にするか「同」にするかすら決められない人も多いと思います。私もまさにそれでした。「転職=輝かしい未来」と偏った期待を抱いていた私がまず望んだのは、「異業界・異職種」です。
堅く古い体質が抜けない同業界より、若い価値観で新しい時代に挑戦するような業界がいい。感情を殺して顧客に媚びを売り、値下げ競争に力を注ぐ営業職はしたくない。それが私の理想でした。

しかし、現実は理想通りにいかないもの。「異業界・異職種」に飛び込むようなスキルも度胸もない私は、様々な業界を勉強すればするほど、理想の転職に対する自信を失っていきました。そして、気づけばハードルとリスクが低そうな「同業界・同業種」への道へ進んでいきました。
ここでの私の失敗は、「理想」を「熱意」に変えることができなかったことだと考えています。「憧れ」を「かなえることができない理想」として割り切ってしまうことで、転職活動で傷ついたり躓いたりすることを避けていました。

「リスクの大小」は転職において無意味。

今の私が思うのは、「転職」とは「自身の労働活動のすべての環境が変わる」ことだということです。同業界、同業種ならリスクを減らせたり失敗を軽減できたりするわけではありません。会社の区分は業界と業種だけではありません。会社の歴史、人数、立地、人間関係、社風、表立った規則から裏の規則まで、ありとあらゆる特色が複雑に絡み合い一つの会社を形成しているのです。そのうちのほとんどのことが実際に働いてみないとわかりません。それなのに、ほんのちょっとの共通点にすがって「異業界・異職種」への転職をあきらめるのは見当違いだと今では感じています。
自分にできそうなやりたくない仕事を選んでも、その仕事をする環境は飛び込んでみないとわかりません。見積作成にどんなツールを作っているか。どのくらいの金額でどの役職の人の決裁が必要か。一人当たりに任される仕事のボリュームではなく、「難易度」はどのくらいか。経験して初めて気づくことは同業界だろうが同業種だろうが山のようにあると思います。

つまり、転職にリスクの大小を考えるのは見当違いかなと思います。
そして、現職を続ける、転職しても同業種に就くことを「安定」ととらえるのも見当違いだと思います。
未来がどんどん予測できないものになっている現代において、どのような道を選んでも、そこにリスクはつきものです。リスクの大小にこだわるのではなく、リスクとともに歩いていく、リスクと上手に付き合っていくことが、人生の選択や決断において何より重要なのではないでしょうか。

少し話がそれて&大げさになって&抽象的になってしまいましたが、私は転職活動とその後の人生経験の中で、この「リスクとともに歩く」ことの重要さを強く感じることになりました。この点はまたどこかで掘り下げていこうと思っています。
今回はここまで。自分の意見が強く出た記事になってしまいました。


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