最近の記事

精神障害と私(その3_喪失)

 その1で語った喪失したもの、それは人格と人生です。その喪失に立ち会わなくてはいけなかったこと、喪失に気づかれなかったこと、それらが私というものに織り込まれた奇妙さがいまだに理解できずにいます。  私の頭がおかしくなったのは中学生の頃です。あらゆる情報がつるつるとした膜がじわじわと立ち現れ始め私との親しみを覆い隠して行くのが分かりました。我が指でちょっとした思い出、覚え始めた専門用語、どこかで読んだ小説の一節、そうしたものをなぞろうとするほどに傍に留まるものはなくその内にあっ

    • 私と精神疾患(その2_薬)

      薬の種類抗うつ剤  これはすごい!飲むとさっと頭の中のぐるぐるが消えて軽くなります。そんなにすぐ効く薬じゃないとか言われましたが私は飲んで10分ぐらいで頭が気分が悪くなってそれから5分ぐらいで頭が軽くなりました。(なおこれは飲み忘れが続いた少し薬が体に残っているときの話です。最初は全然効かなかった気もします)。  希死念慮とかへの効果はよくわからなかったですね。  副作用としては、飲み始めの一週間ぐらい胃腸の調子がおかしくなったぐらいです。とはいえ生理になったときとあまり

      • 私と精神障害(その1_自己紹介)

         私には欠陥があります。精神障害です。厳密にこの言葉の定義を障碍者手帳の所持とすると、私はもらっていませんから障碍者ではありません。行政的な定義ではなくもっと実質的な話をしましょう。私が自身に違和感を覚えたのは中学の終わりです。疲労感と集中力の低下が著しく、そのうちに芽生え始めた自殺念慮に耐えられず精神科に通い始めたのは高3の冬になってからです。それで入試前は現実逃避に寝てばかりいて、試験中は死や自分の自殺についてばかり考えていました。  ところで“這ってでも来い”、という言

        • 私の大学生活とクアデルノ

          PDF読み書き専用端末のクアデルノ。大学はPDF形式の課題の提出やパワポ形式による授業資料の配布が多く、紙の印刷なしに課題や授業ノートがとれるクアデルノは便利でした。 出会い クアデルノの存在は中学生の時に知ったわけですが、当時の価格は確か7万円ほど。デジタルノートだから無限にページが増えるという謳い文句でした。私はノートの、前から順に浸食されていく不可逆性に怯えていましたから当然ノートのデジタル化に興味があったわけです。そうはいってもたかがノートに7万円はだせません。と

          英語学習(はじめに)

          英語ってどうやったらできるんじゃい!😢 雑感 大学に入学以降、英語力は停滞したままである。中高の6年間でアルファベットからB1レベルまで行ったことを考えると不思議である。ということで、これから英語力を上げていきたいのでこうご期待、わたくしの今後をぜひお見守りください。 現状 前述のとおり現状レベルはB1 。スピーキング・ライティングはA2とB1を漂うぐらい、リーディングとリスニングがB1とB2を漂うぐらいです。語彙力は8000弱。多分この値は上振れしてるんで実際は65

          英語学習(はじめに)