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PISA

Z会の教材について振り返ってみると、
国語で言えばただ漢字を覚えたり言葉の使い方を学ぶだけではなくて、読解力、作文力を養う問題を数多く見かけます。
また算数では、基本的な解法を学んだ上で文章題やパズルなどあらゆる角度から身につけたことをアウトプットする問題があります。

そして前の記事で書いたように、小学校3年生からの理科、社会では、国語と算数で身につけた力を実際の生活で活用できるのだと知ることができる問題が出題されています。

我が子は中学受験コースを受講してるものの、中高一貫校への通学には現実的に課題があり、そのため現時点では、人生にはどんな選択肢があるのか伝えておこうというくらいの考えです。
軽く調べてみると私立受験と公立受験は傾向が異なるようで、特に公立の適正検査ではPISA型の学力試験を採用しているのかなという印象でした。

ここで、PISAについて。
PISAとは、OECD(経済協力開発機構)が、加盟国を中心に3年ごとに実施する学習到達度調査で文部科学省のホームページから引用すると、

目的
 義務教育修了段階(15歳)において、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る。

内容
 読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野(実施年によって、中心分野を設定して重点的に調査)
 あわせて、生徒質問紙、学校質問紙による調査を実施。

対象
 調査段階で15歳3か月以上16歳2か月以下の学校に通う生徒(日本では高等学校1年生が対象)

とのことです。
「これまでに身につけてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるか」という点は、Z会の理科、社会で見た問題に通じると感じました。

PISAについては様々な議論があるようですが、PISA型の学力というのはマークシートで知識量をはかる勉強とは違って、生きる力が身につくのかなというくらいには価値あるものだと認識しています。

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