【ICL手術体験記】#6 まさかの検査結果と費用
長い長い検査を終えると、先生から検査結果が伝えられました。
結論から言うと、私はICL手術の適応だったようです。
目の中の空洞部分はまだ十分にあり、コンタクトレンズを入れるスペースは確保できるとのことでした。やはり、この空洞部分は加齢とともに小さくなっていくため、タイミング的には今検査をして良かったです。
適応ということを聞き、「これで手術を受けられる、やっと煩わしいコンタクト生活から解放される」と一安心した束の間、ここで一つ問題が発生しました。
私の瞳孔(黒目)は、通常よりかなり大きいということが発覚しました。
日本人の平均的な瞳孔の大きさは、4.4mmくらいのところ、私の場合は、7.3mmほどあるようです。
そこで何が問題となるかというと、夜間のハロー・グレアがかなり顕著になる可能性が高いということです。
・ハロー現象:光がにじみ、光源の周りにリング状のモヤができる現象
・グレイ現象:光源ギラつき眩しく見える現象
今回使用するレンズは、プレミアムICLというレンズの予定だったのですが、これは物を見る部分(≒瞳孔部分だと思います)を6.6mmカバーするという物でした。
このレンズは比較的ハロー・グレア現象が発生しにくいレンズのようですが、上述のとおり、私の瞳孔は7mm以上あるため、容易にレンズをはみ出してしまいます。
レンズのはみ出た部分から目に入った光により、ハロー・グレア現象が起こるというメカニズムのようです。
先生からは、昼間の活動や見え方には全く問題なく、夜間視野にのみ問題が起こるとの説明がありました。
また、この問題の解決策としては、プレミアムICL Pro+という7.0mmをカバーするレンズを入れることができると言われました(聞いた瞬間iPhoneかよ と思いました)。
ただ、このプレミアムICL Pro+は、片目で+10万円(両目で+20万円)するとのことです。
正直かなり迷いました。当然お金に対してです。
ハロー・グレアは数ヶ月ほどで慣れて気にならなくなるというネットの口コミやクリニックの説明を見ていたのもありますし、夜間に車を運転することはありますが、そんなに頻繁じゃないしな、そのために+20万円か、と。
要するに、普通のプレミアムICLを入れるか、+20万円でプレミアムICL Pro+を入れるかの2択を迫られたわけです。
結論としては、プレミアムICL Pro+を入れることにしました。
理由としては、後悔したくなかったからです。普通のプレミアムICLを入れ、もし、ハロー・グレア現象が凄かった時、あの時20万円をケチらなかったら良かったな〜と思いたくなかったのが大きいです。
ICLのレンズは、基本的には30〜40年程入れっぱなしにできるようなので、費用対効果と長いスパンで考えた時にこの結論となりました。
気になる費用としては、レンズ代・手術代等の総額で約65万円ほどでした。
決して安くない(むしろ高い!!)費用だし、当初想定していた金額からかなりプラスになってしまいましたが、これで快適な生活が送れる、長期的に見たら今やった方が良い、と自分に言い聞かせ(言い訳し)、費用の半額を支払いました。