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はじめまして🦢 | 自己紹介

こんにちは。
目を留めていただきありがとうございます。
ファッション翻訳家のジレと申します。
先日noteを始めたばかりの超・初心者🔰です。

普段は翻訳業をしています。専門分野はファッションです。

なぜファッションに興味を持ったのか、ファッション翻訳とはどんな仕事なのかを含めて、少しばかり自己紹介をさせていただければと思います。



ファッションに興味を持ったきっかけ


子どもの頃はファッションにあまり興味はありませんでした。

でも、祖母と母は洋服が好きで家にファッション雑誌がありました。祖母が小学生の時はまだ着物が一般的だったそうです。初めて日本橋で洋装を買ってもらったときのことを、80代になっても何度も話していました。本当にスペシャルな経験だったんでしょうね。

学生時代私は海外と日本を行き来していました。外国の学校に行っていた時、歴史上の人物になりきるという一風変わった授業がありました(衣装は演劇部から借りました)。エリザベス1世になった子が可愛くて、こういう時代があったんだ!と歴史に興味をもつようになりました👑

日本に帰国してからは少し服飾史を学ぶ機会がありました。講師は京都服飾文化研究財団の深井晃子先生でした。モードの変遷を知ることができすごく楽しかったです。

大学の卒論のテーマもモード誌の歴史にし、TV番組『ファッション通信』と雑誌のVOGUEで、コレクションなどの現代のファッションも追いかけていました。


エリザベス1世の黒いドレス
王冠を首輪にしたオコジョが描かれている


ファッション翻訳の仕事


今も仕事でファッションに触れています。ファッション翻訳は原語をそのまま生かすことも多く、和訳するというより世界観にぴったりはめていく作業になります。それで、ブランドの本を読んだり動画を見たり日々勉強です。生地やレースやレザーなどの素材の話も多いためさらに深めていきたいと思っています。

と、こんな感じでかなり情報が集まっているので、散らばった情報を体系化できたらと思い、noteを始めました。


今後やりたいこと


noteでは近現代服飾史を追っていきたいなと思っています。
服飾史はとっつきづらいところもあるので、写真や画像を使って、独特な切り口で単なる順序にとらわれない記事を作りたいと思っています。

一部の記事を有料にさせていただき、当時の資料も購入して、充実した内容をお届けできたら嬉しいです。資料だけではなくて現物も購入できたら、みなさまにいつかどこかでお披露目できるかなとか思っていますが…。まだわかりません。

でも、noteの使い方などいろいろと学びながら、楽しみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

ジレ  


おまけのはなし


ちなみに、演劇部の衣装にラフ*はついておらず、色もダークグリーンで肖像画よりはだいぶ簡素なものでした。

*ラフ(ruff):昔の肖像画によく登場する、エリマキトカゲのような形の蛇腹の襟のこと。日本語では襞襟と言う

メンテナンスにも手間暇がかかるラフ。身分の高い人たちはこれを大きくすることで、威厳と権威を表していたそうです。

大きなラフが印象的


1615-1635年頃のラフ



画像資料:
・『ダーリー・ポートレート』、フランドル画家、ナショナル・ポートレート・ギャラリー所蔵、1575年頃
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Darnley_stage_3.jpg
・『アーミン・ポートレート』、ウィリアム・シーガー、ハットフィールド・ハウス所蔵、1585年
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Elizabeth1England.jpg
・『花嫁の肖像』、ヨハネス・コルネリスゾーン・フェルスプロンク、アムステルダム国立美術館所蔵、1640年
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Verspronck,_Johannes_Cornelisz._-_Portrait_of_a_Bride_-_1640.jpg
・ラフ
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Plooikraag,_fraise_à_la_confusion.jpg







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