少年野球 回顧録 我が子の場合 その②
さて、前回は監督さんにHさんが就任し、晴れてジュニアチーム(4年生以下)のチームが出来上がりました。
・チームの状況
この頃の人数を確認すると・・・
4年生:1人
3年生:7人
1年生:2人←我が子と誘ってくれた子
という構成になっております。
というと、試合に1年生が出場しないといけない状況です。
この時は何とも思っておりませんでした。
今はこの監督とも話をしますが、1年生を試合に出すのは危ないし、今では考えれない。よく練習にも付いてきてくれたとおっしゃております。
とはいえ、入りたての子が4年生、3年生の練習に入る事もできないので、別のコーチにGさんという当チームにおいても名コーチがおられ、このコーチの下、1年生二人は練習に励みます。
・1年生練習開始
ただ、練習といっても遊びに毛が生えた形です。
別の記事に紹介した三角ベース野球をひたすら1日やるのです。
ここで2人で勝ったや負けたを繰り返し、繰り返しやりました。
私も参加し、ファースト役をしておりました。
実際、私の心境としては、(あっちの本チームで一緒に練習して欲しいな〜)と感じておりましたが、今となってはなんてアホな事を思っていたのだろうと感じます。
スポーツはやはり、レベルに応じた練習が必要ですし、何事も段階が必要です。
特に野球の場合、楽しい!!面白い!!と感じるまでに若干の時間が必要です。
なので、上級生に交じって練習をすると、レベルの差があり、本来の楽しさを得る前に野球を見切ってしまう可能性があります。
今となっては、H監督やGコーチのやり方は合っていたと思います。
今、実際に私がジュニアの監督を引き受けた場合、同じ事を違う指導員さんにお願いしていたと思います。
とはいえ、人数が足りないので、練習試合や試合には出ておりました。
私の息子と誘ってくれた子の2人に1人は出場しないといけません。
この時に息子と誘ってくれた子※通称R君とします。とでは身長に差があり、私の息子の方が大きかったので、試合に出る機会は多かったです。
ただ、身長の差のみです。
野球の知識でいくと、阪神タイガースが好きでよく試合を観ているR君の方が野球の知識はありましたが、出場は息子の方がしておりました。
・試合では
打席に立ってもほぼ三振(たま〜にデッドボールあり)
ライトにいても立っているだけ。意味もわからずに言われるがまま、ファーストの後ろへ行き、カバーをする。
こんな試合が何試合か続きました。
親の私はアホなので、打てない息子への腹立だしさと、意味のわからないもどかしさがあり、この頃から家での特訓が始まります。
・特訓開始
当時の家はリビングルームから、和室までの距離が約10mぐらいあり、毎夜毎夜黄色の穴あきボールで私がピッチャー役、息子がバッターとして練習をしておりました。
金属バットを思い切り振ると、私の和室部屋のテレビやテーブルをギリギリ当たらない状況になる中、こういった練習をしておりました。
スローで撮影したり、またまた、黄色のボールがヒットした時に照明に当たり割れた事もあります。
妻には怒られましたが、息子のレベルアップにはお構いなしです。
一日50スイングをして大体は終了という形をとっておりました。
ただ、息子のレベルが上がったとは言い難い状態でした。
・キッカケ
ある日、少年野球のYouTubeを観ていると(この頃、少年野球関連の本や動画を見まくっておりました。)打てない子はそもそもストライクゾーンがわかっていないので、打てない。
本当のストライクゾーンの確認をすべき。また、初期のバッティングセンターでの練習は打つ事では無く、ストライクゾーンを見切る事が大事。
お金はもったいなく感じるが、最初の2ゲームは振らさずにストライクゾーンはここだと認識させる事が大事。
と書いてありました。
早速、バッティングセンターにいき、2ゲーム球だけ見ておけよと伝えずーと見てました。
私は小遣い制なので、痛い出費でしたが、どうせ打てないので一緒か・・・と思いながら見ておりました。
で、もうその日です。その日ですよ。今までバットにさえ当たっていなかった息子のバットにバッティングセンターの球が当たったのです。
マジでびっくりしました。
しかも、1塁側とはいえ、フェアゾーンに転がっています。
気をよくした息子は調子良く当てていきます。なんという事でしょう!
この日から度々、バッティングセンターへ行き、打つ練習、並びに当たらなくなれば、ボールを見るというのに時間を費やしました。
今、考えてみると、やはりボールをよく見るという事がいかに大事かという事。
最初は特にボールを見ずにバットを振っていたのかもしれません。
今でもたまに低学年のスイングを見ていると、バットを振る瞬間に目を閉じている子もいます。
こういった観点から、ストライクゾーンの確認もそうですが、球を最後まで見てみるというのも一つの練習法なのかもしれません。
・ミッション
また、ある日練習に行くと、監督からこう言われました。
「AとR、ヒット打つのは難しい。1年生やしな。だからバントが出来るようになってきてくれたら試合では使って行くからな。守備は目つぶるは。まだ難しいしな」
と言われました。
以前からの三角ベースはこの時もずっと続けておりましたが、Gコーチのもと、バントの練習も始まり、本格的な野球っぽい練習も開始となります。
この頃の動画を観ると並行して自転車の練習もしております。
移動に必要な為、自転車の練習をしてきてくださいと伝えられておりました。
わりかし、すぐに乗れており自転車の練習をやりに河川敷まで行きましたが、すぐに野球の練習をしたのを覚えております。
とにかく、この頃は土日の試合には出場し、三振の山を築き、練習では三角ベースやバントの練習。
平日は2〜3回バッティングセンターへ行き、打つ練習、ストライクゾーンの確認をしていた時期でした。
こういった感じでの日々が過ぎ、初めての夏、秋までの時期に突入いたします。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
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