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少年野球に入ったよ!!練習編(2年生、レギュラー奪首まで)
こんにちは。少年野球おじです。
前回まで、1年生や入りたての選手に関して記事を書いてきました。
今回から、なんやかんやあった中、何とか1年間を終えて、ある程度野球というものがどのような感じになってきたのかわかってきた、2年生に関しての記事となります。
2年生からチームに入るお子様も多いと思いますので、そういったお子様はぜひ、1年生の練習編をお読みくださいませ。①〜④までございます。
まず確認して欲しい事
今のお子様のレベルを今一度確認しましょう。
キャッチボールはある程度出来るか。
・塁間を最低でもワンバンで投げれるか。
・通常の球を捕球出来ているか。
バッターボックスで球を怖がっていないか
・球が来た時に体が避けた状態でスイングしていないか
・大きく逸れた球を認識出来ているか。(ものすごく高い球や見るからにワンバンを振っていないか)
最低限のルールを把握しているか。
・塁上ではアウトにならない事を把握しているか。
・振り逃げのルールを把握しているか。
・アウトの概念を理解しているか。(ワンアウトの動き、ツーアウトの動き)
このあたりはいかがでしょうか?
上記の部分は1年間野球をしていた上で出来ていなくても全然問題ございません。
まだ、時間はあります。
ただ、1つ言えるのが、
試合に出るなら、上記の分は最低限出来ていないと、試合ではなかなか使う事は難しいです。
2年生、意外と上手な子は上記分をある程度理解し、試合でも問題なく動けております。
ただ、焦らなくても大丈夫です。上手な子は。です。
でも、お父さん、お母さんの中には早く試合に出て欲しい。上級生の子が試合に出ていて、うちの子も!!となる気持ちはわかりますが、今一度、お子様のレベルを確認してください。
まだ、出来ていない!とおっしゃる方は一つづつで大丈夫です。解消していきましょう。子供達は一度飲み込めると、後は早いです。
キャッチボールを丁寧に行い、バッターボックスでは自分のスイングが出来るように。(結果はどのような形でもOK。大事なのは、自分のスイングが出来るかどうか)。後は、最低限のルール把握です。これもタッチアップは・・・とか、ライナーバックは・・・とかは後で大丈夫です。
まずは塁上にいたら安全という概念からで大丈夫です。
よくあるのが、四死球でせっかく出塁出来たのに、牽制ですぐにアウトになる。
ボールに触れたらアウト。しかし、塁上ではセーフ。このルールは最低必要ですね。
で、次に何を行うか。
上記の技術やルールを把握している。後は試合に慣れて一つづつ覚えていくだけだ。
でも、うちの子供は出れないぞ!!何故や?何が足りない?
とお嘆きの方もおられるでしょう。
このnoteでは皆さまに有益な情報をご提供していきたいと思います。
では2年生(ジュニアにおいて)どのようにすれば試合に使ってもらえるか。
ズバリ、お答えいたしましょう。
ライトのからのファースト後方へのカバー
おい、野球おじ、お前はアホか!!そんな簡単な事、もう出来とるわ!!
と声が聞こえてきそうですが果たして本当にそうでしょうか?
一度、練習の際、お子様をライトの守備につかせて、ファーストにこっそり(次の球、後ろに逸らせてみて)と言ってください。
これで本当に後ろに逸らさなければ、出来ております。このカバーの話は無視して次に進んでください。
多くの1年生や2年生はライトからのデビューが多いです。(最近はレフトもありますが)
ライトの際に必要なカバー。本当に出来ていない子が多い。
なぜ、出来ていないか。
ファーストの後ろへ走る事がカバーと思っているから。
そうじゃない。
1試合の中で来るかどうかわからない、ファーストが後ろに逸らした時に捕球が出来る事がカバー。
という事は必然的にカバーの場所もある程度特定されます。
とにかく大事な事は最終的に逸らした球を捕球し、ランナーを進塁させない事。
カバーが万が一失敗しても、カバーの場所さえしっかりしていれば、早くボールに到達する事が出来てランナーの進塁を防げるのです。
なので、低学年の子供達にカバーの必要性を伝える時は必ず逆算で伝えるようにしていきましょう。
カバーとは。ランナーの進塁をさせない行為→進塁させない為にはファーストが捕球し損ねたボールをカバー当事者であるライトがカバーに入り、ボールを捕球する→その為には、サード、ショート方向(キャッチャー送球も含む)に飛んだ瞬間にはファースト後方へ走りカバーに入る→ボールに早く到達する為には然るべき場所(ポイント)へ入る。
ライトカバー。これだけでも細分化すると、このようになります。
ジュニアの試合において、カバーをしっかり出来ているチームは本当に強いです。
ただ、ジュニアで出来ているチームはあまりありません。
確かに、ファースト後方へいち早く入っているでしょう。でも、そこで捕球出来るか?という場所にカバーリングをしています。
もう一度言いますね。
カバーの目的は進塁を防ぐ事
そうなると、必然的に場所は特定出来ます。サード、ショートは普段の練習時に入っている子が試合でも入る事が多い。(バントなどでキャッチャーからの送球もある。)
なので、試合で急に速い球が来るとは考えにくい。
練習でしっかりカバーを意識してする事で使ってもらえる可能性は非常に高いです。
練習方法(ライトのファーストカバー)
練習方法をお伝えします。
凄く簡単です。
シートノックの際、ファーストにわざと捕球をせずに逸らすか、ファーストをつけない。
ファーストをつけない状態で、ライトから走って、ファースト後方での捕球をする。
そうする事でサードから投げてきた球の延長線上にカバーリング出来ているか。
ショートから投げてきた球の延長線上にカバーリング出来ているか。
または、キャッチャーから投げてきた球の延長線上にカバーリング出来ているか。
自ずと見えてきます。
すると、本来、通常はファーストが捕球をしてアウトになるプレイでもしっかりカバーの位置を把握している事で無駄なくそのポイントに行く事が出来ます。
その延長線上に最短で進むだけです。何故なら、早くボールを捕球出来ればよいので。
目的はランナーの進塁を防ぐ事です。
グラウンドの状況に応じて、ボールデッドのラインが引いてある所もありますので、ラインより前での捕球は伝えましょう。
注意点
ライトのカバー練習をすると、本来のライトの仕事を忘れがちです。
ライトの大まかなポジショニングの位置に白線を引く、または円を描くなどして、カバーありきのポジショニングにならない事を注意して見てください。
カバーの事に頭がいっぱいになり、1塁線の方にポジションニングしている子供達も目にします。ここはチェックしてください。
今回はレギュラー奪首という名目でライトカバーを取り上げました。
2年生で上級生(3年生や4年生)のレギュラーの座を奪うには、やれる事をしっかりやるしかありません。
3打席全てヒットは難しいですが、1試合に仮に3回カバーの機会があった時にこれを全て進塁を防ぐ事は可能なのです。
次回はレギュラー奪首編の次のライトの仕事を書いていきたいと思います。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。