少年野球に入ったよ!!練習編(2年生、レギュラー奪首までその②)
こんにちは。少年野球おじです。
前回はレギュラー奪首という名目でライトの守備について書きました。
今回もレギュラー奪首に向けてもう少しライトの守備を掘り下げていき、また、レギュラー奪首に必要な出塁についても書いていきます。
ライトゴロの考え方
少年野球において、ライトゴロはよく目にするプレーです。
中学野球以降はあまり目にする事のないプレーになりますので、少年野球ならではの光景かと思います。
ただ、ライトゴロはあくまでも私はファインプレーの1種と考えており、これを基準に守備位置を考えてしまうと、5年生、6年生になった時、ライトオーバーを打たれ、本来2塁打の当たりがホームランになってしまいます。
カバーリングと同様、ライトゴロを狙う守備位置になってしまうと、第二セカンドのようなポジションになってしまうので、あまりこればかりを狙うのはおすすめしません。
あくまで、通常の捕球をした後にファーストへ投げてアウトになればラッキーという感覚で良いと思います。
やはり、基本はセカンド方面に飛んできたら、セカンド後方へのカバー。
1、2塁間を抜ければ、後ろに逸らさないようにしっかり捕球をした後に内野手へ返球をする。
これが基本的な考え方です。
いつ狙うか
ほな、いつ狙うねん。となった時、もちろん1、2塁間を強い当たりでボールが来て、それを捕球する。
ファーストへ投げてアウトになりそうであればそれを狙いに行く。
しかし、これはこちらが当初から狙ったアウトでは無い。
では、いつライトゴロを狙うのか。いくつかあるが、代表的なパターンを紹介します。
2アウト時
2アウト時は積極的に狙っていこう。しかし、ポジショニングは通常でOK。
ただ、捕球の際にファーストへの投球をイメージした中で捕球を行う。
この際にはゲーム中、守備位置で投球間にしっかりアウトカウントを考えておく。
よくあるミスは2塁ランナーに気を取られ、すぐに内野手に返球してしまう時。
2アウトなので、ファーストへの投球で問題ありません。仕留めて3アウトにしよう。
ランナーなしの時
こちらもポジショニングは通常でOK。
アウトになればラッキーの感覚ではあるが、積極的にファーストへ投げてアウトにしよう。
なので、ここも捕球はしっかり行うが、投球が出来る状態で捕球をする。
2アウト時 サヨナラのランナーが3塁にいてる場合
これがライトとして、最もライトゴロを狙うべきシチュエーション。
通常の野球であれば通常のポジショニングとなる。
ただ、少年野球においては、ライトゴロの確率も高い事から、通常のライト守備位置とセカンドの間ぐらいに前進守備をし、もしライトにゴロが来た場合、全力でアウトを狙いに行く。
ここでアウトに出来れば、スーパーヒーローの誕生です。
チームとしてのライトゴロの考え方
上記のパターンをいくつか紹介しましたが、チームとしての考え方もあるので、ライトのポジションに任命された際に確認をするようにしてください。
我がチームではあまり強くライトゴロを勧めてはおりません。
何故なら、捕球より投球に意識が行き過ぎて、通常の捕球をミスしてしまうからです。
かつ、今回は2年生を対象に話をしているので、まずは捕球がありきだと話していくのがベストだと思います。
でも、
2アウトランナー3塁。これがサヨナラのランナーの場合でライトゴロが来た時はミスも何も関係無いです。アウトのみを狙いましょう。
ライトされどライト
昔はライパチと言われ、野球の登竜門のようなポジションでした。
ライパチとはライトが守備位置で8番バッターという事。
少年野球においてもデビューはライトというポジションが多かったです。
当チームにおいても、最初はライトのポジションを練習します。
そこで実際の試合に出てもらい、プレーをする。
ジュニアに関してはライトのポジションを完璧にこなせれば、レギュラーへの道も開けると思います。
ライトのポジションでのレギュラー奪取には
内野手が投げてきた球への的確なファースト後方へのカバー
状況に応じたライトゴロへの心構え
この2点において、しっかり意識と練習をする事でレギュラーへの道は開かれるでしょう。
出塁について
悪い言い方をすれば、もし2年生で試合に出たとして、そのバッターには大きな期待はしておりません。
どちらかと言うと、今後3年生、4年生となり一つでも多くバッターボックスに立ち、今後の経験にして欲しいというのが目的となります。
バッターボックスは最初の頃は本当に緊張します。普段出来ているスイングがなかなか出来なかったり、ベンチで応援の時は冷静にカウントも間違えずに頭に入っていますが、バッターボックスに立つと、四球も忘れてバッターボックスに立ち尽くすという事もしばしばあります。
ここで我々指導者がもし2年生の子がバッターボックスへ立ち、結果はどうであれ、おっ!この選手はしっかり出来る事をしているな!と感じる事を書きます。
振り逃げの重要性
おそらく、2年生の選手に内野手の頭を超えるヒットや、守備の間を抜ける強い打球でのゴロヒットはまだ力的にも難しいと思います。
では、どのように出塁するか。
まずは四死球があります。特に2年生は身長もあまり大きくない事から、投手が投げづらいという事もあり、四球は結構あります。
ただ、ここで注意して欲しいのが、四球を狙うあまり、全然バットを振らない選手が多い。
これは本当に要注意です。今後、野球を続けていく上で大きな障害になります。
ストライクと思われる球は空振りしても良いので、積極的に打つバッターになるように仕向けましょう。
そこで、派手に空振りをすると、キャッチャーも取りこぼし、振り逃げの可能性も出てきます。
振り逃げは投手(暴投)、捕手(捕逸、暴投)、ファースト(捕球ミス)からの失策での出塁となります。
ジュニアでの振り逃げは結構ありますので、ここで大事な事は
三振したら1塁に走る。
です。
よくあるのが、三振に気づかず、三振をコールされて帰ってくるパターン。
三振は仕方ないですが、自身で気づいていないのはダメです。
三振して、捕手が捕球ミスをしているのに、走らなかった為、タッチアウトになるパターン。
これは注意します。
なので、三振したら、捕手が完全捕球したかどうかを確認せずに1塁に走る。
これは2年生でやってくれたらすごく出来る子認定します。
捕手に確認すれば、1塁へのスタートが遅れます。
振り逃げの際、しっかり走る事で捕手も焦り、暴投に繋がる事もあります。
どういった理由でも当たり前の事を毎回当たり前にする。
これが2年生のレギュラー奪取に必要な事になります。
以上、本日はライトゴロと振り逃げに関して記事にしました。
次は2年生編の最後となり、チームに4年生や3年生がたくさんおり、どうしてもレギュラー奪取は難しい。
では、ベンチでどのような動きをするのが良いのかを記事にしたいと思います。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
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