少年野球に入ったよ!!練習編(初練習~1年生まで)
こんにちは。
少年野球おじです。
今回から、タイトルを「少年野球に入っても大丈夫?」から「少年野球に入ったよ!!」に変更し、入団後のお子様の動き、様子。または、親がどのようにサポートしていけば良いか、参考になればと思います。
まずは、入団先も決まり、いよいよ初練習です。
グローブ、スパイク、ユニフォーム、すべてピカピカ。家でストッキングの履き方に苦労し、何やらダボダボで他の子よりあきらかに少し違う様子ですが、最初はそんなものです。
慣れてくると、ユニフォームもかっこ良く着れるようになってきます。
下記に通常練習時の動きについて書いていきます。
想定は1年生でやります。
・練習や練習試合、公式戦の連絡について
現在、当チームにおいてはLINEで各学年の監督や担当の方から連絡が来ます。
例えば、
10月5日(土)の予定
8:30 〇〇小学校集合
その後、〇〇小学校移動後、通常練習
13時頃解散
とか
10月6日(日)の予定
11:30 〇〇小学校集合 ※昼食は済ませてきてください。
12:30頃 〇〇球場到着
13:30 〇〇杯1回戦 VS〇〇スターズさん
16時頃解散予定
みたいな感じです。
通常練習は練習着で問題無いですが、試合となればチームのユニフォーム、いただいているのであれば背番号は必要です。
今回は通常練習の1日を書いていきたいと思います。
・通常練習(小学校グラウンド)
・面作り
時間通りにいつもの小学校に行くと、すでに上級生の4年生や3年生がバックネットを張ったり、ベースの設置をしています。
他の1年生は少し遊んだり、ふざけたりとあまり手伝っていない事もあるでしょう。
とりあえず、監督には挨拶をし、おそらく初めての練習であれば「練習前は準備しているので、どんな事やっているか見ておいてね。」と言われたりします。
荷物を置いて、ヘルメットも脱ぎ一連の流れを見ていきましょう。
ジュニアの場合(4年生以下で構成されるチーム)では塁間が21m、マウンドからホームベースまでは14mとなります。
ホームベースから2塁までは29.7m。
これらの距離をメジャーで測り、ベースを置いていきます。
あとは、小学校のグラウンドになると、バックネットが無い場合もあるので、杭を打つタイプのバックネットを建てる必要があります。
その間に1年生、2年生はアップの際に使う、コーンやマーカー等を設置し、出来る事をやっていく形になります。
1年生の子には塁間やバックネットを建てるのは難しいですが、来年、再来年にはやらないとダメだよとぼんやりでも良いので、どういった事をしているかは見ておくようにしましょう。
・準備体操、アップ
面作りも完了し、いよいよ練習開始です。
練習前にグローブを1列に並べ、ヘルメットも並べ、綺麗に整わせます。
バットもあればバットケースに入れ、1列に整列します。
ほとんどの場合、監督の話やその日の動きを説明するのですが、新入団生もここで自己紹介をする場合が多いです。
その後、ランニングから始まり、準備体操、短距離ダッシュやラダーを使った足回し等のアップをします。
結構、しんどかったりするので、ここで夏場はよくお子様を見ておかないと、体が出来上がる前なので、脱水症状にならないように給水をしっかりしましょう。
・キャッチボール
いよいよ、キャッチボールです。
家でも何度かはめてみたグローブ。おそらく、慣れるまではコーチとするパターンが多いです。
最初は投げれません。
最初は捕れません。
これがデフォルトです。
なので、コーチ達のここでのミッションはボールを怖がらないようにする。
この1点です。
私の場合は最初は軟球、もしくはテニスボールを使います。
野球は球を恐れてしまうと、捕球率がものすごく下がります。
本当は捕れるのに、球を恐れて、目をつぶったり、顔をそらしたり、体が逃げたりとデメリットしかありません。
究極は手でボールを持ったまま、子供のグローブに入れたりします。
「コーチがボール持ってるから怖くないやろ?その変わり、目を開けておいてな。約束やで」
と伝え、手で持ったボールを少し遠くから走って持っていきます。
そのスピードをだんだん速めていきます。目は開けてもらうのが約束です。
これが大事。目は必ず開けておく。
「もう怖くない?じゃあ少しだけ投げてみるな。」と1mぐらい離れた所から下投げで投げます。
すると、ほとんどのお子様はグローブを上向きにして、ボールを捕りにいくでしょう。
この時にグローブの方向はどこに向いていても、今は問題ではありません。
重要なのは
【グローブでボールを追いかけるのではなく、ボールの来る所にグローブを持っていき、待つ。】
3つ子の魂100まで。ここでボールをグローブで追いかけてしまうと、
ボールは重力のまま、下に落ちます。下に落ちるのをグローブで追いかけて、見た目が虫取りの網のような動きになります。
通常人間が何かを捕る時はこの形が通常となります。
しかし、野球の基本はグローブは下から出す。事となります。
もう一度書きます。
【グローブは下から出す。】
細かい事は一度置いておきます。でもグローブは下からが基本です。
なので、1年生の今からグローブを下からボールを捕る感覚だけ伝えておきましょう。
別に下からグローブを出して捕れなくても問題ないです。
意識が大事です。
キャッチボールでも上に書いたように、向こうからボールが投げてきた際
①ボールを見る
②だいたいこの辺に来るかな〜という所にグローブを持っていく。
③このだいたいこの辺かな〜からここやな〜という所に合わせる。
④この合わせる最終の部分。ボールをキャッチする直前の動きは下からグローブを出す。
⑤捕球
1年生にここまで言わなくても良いです。
グローブは下からの意識さえあればOKです。
見学に来ている親御さんが家での練習の際、この意識でキャッチボールをしていただければありがたいです。
キャッチボールは野球の基本です。
捕球や投球はもちろん、体重移動など打撃に通づる部分もあります。
今回は1年生編なので、学年が上がればどんどんレベルを上げていきましょう。
とにかく、キャッチボールの段階で一番大事なのは、ボールを怖いという意識にさせない事。
これはチーム、コーチ、親御さんの努力次第でお子様の意識は変わります。
・ノック
チームにもよりますが、キャッチボールの後はノックをするチームは多いでしょう。
1年生のこの時期は(入団〜1年生の終わり頃まで)当チームにおいては、コーチ達の手ゴロが多いです。
手ゴロとは、ボールをバットで打つのではなく、手で転がします。
何故なら、この時期は捕球が出来るか出来ないかはどうでも良いからです。
乱暴ですが、もう一度言いますね。
【この時期は捕球出来るかどうかはどうでも良い】
どういう事かというと、捕球出来るかどうかの結果ではなく、捕球の形が出来ているかどうかが非常に大事だからです。
先ほどのグローブが下から出ているもそうですが、ゴロの際に捕球場所まで速く到達出来ているか。捕球の瞬間、グローブの場所に問題は無いか。
捕球の少し前に左足を浮かせているか。
言葉で書くのは難しいですが、こういった捕球の部分を細かく伝えております。
今は捕球のやり方は様々です。メジャーリーガーなど割れを意識せず、体の左側で捕れていたりと色々な考え方はありますが、私は応用的な部分も必要になってきますが、1年生の今は足を割っての捕球方法を教えます。
正面で捕球、横で捕球も一律に割れは必要と考えているからです。
捕球の練習方法については、また、動画にてご紹介させていただこうと思っております。
今は1年生。手ゴロで大事なのは・・・
①今からボールが来るぞ!という時に準備が出来ているか。
②捕球位置まではダッシュで来れているか。
③捕球の瞬間の少し前に左足を浮かせて割れが作れるか。
④捕球の後、しっかり立って投げれるか。
ここまで意識をして練習が出来ればOKです。
入りたてのお子様は①と②だけでも問題ございません。
私も1日目〜3ヶ月ぐらいは①と②を集中してやります。
2ヶ月ぐらいでボール捕りた〜い!!投げた〜い!!と言ってきます。
そこから、ほなやろか!でも問題ありません。
まずは今の時期はしっかり捕球をする際にダッシュが出来るかどうかです。
続いてバッティング、走塁などの話もしていきたいのですが、長くなりましたので、次回にさせていただきます。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
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