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自分以上に想ってくれる人に優しくなりたい【雑文】

 人生は指導者によって大きく左右されるという。最近何かの本で読んだ一節にそう書いてあった。
 人は悩む。生き続けるほど、同時に深く思い悩み続ける生き物である。人生の岐路に立つ時、何かの行動に迷う時。つらい苦しい悲しい・・・感情や経験に頼って判断をしなければならない。結果が伴う重々しさがあるけれど粛々と受け止めるしかない。生きているのだから。
 学校や会社(組織)には良い指導者と悪い指導者が存在する。
 自分の為に良い結果に導いてくれる指導者を探すことは大切である。場合によっては指導者を選べないことだってあるかもしれない。でも、探せる余地があるのならば納得いくまで見つかるまで探せば良い。
 良い指導者の第一条件は自分の為に嫌なことを言ってくれること。そうやって成長させられる人。

 嫌なことを言うけれど君の為になるよ。その代わりに、良い結果に導くよ。こう思われていたい。

 いや、こういうことを正面から言われても受け止められる師弟関係を築きたいものだ。たとえ属性が師弟関係ではなくても、師友でも。

 逆に、自分が指導者になった時はそう言ってみたい。死ぬまで一度は。クサイと言われても。多少、ウザイと思われても。
 良き人生に素晴らしい指導者あり。
 自分以上に自分を想ってくれる他人あり。
 あぁ素晴らしき哉(かな)我が人生。

 【了】 

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