やっぱり「生」が好き?なんと下品な令和日本。
ついに生ナノバブルまで!空前の生ブーム
説明を読んでもよくわからないのだが、ついに"生ナノバブル"なるものが誕生したらしい。僕はこの記事を見たとき、いよいよ来るところまで来たなと思った。
えらく「生」というワードが氾濫している令和日本。
生ビールあたりまでは理解できた。というか、生ビールの生は熱処理をしていないということらしく製造過程に起因するものでまぁ許せる範囲内だ。
問題はそれ以降の生の氾濫の方だろう。
何かといえば生、なま、ナマ。
世の中のすべてのものに生が付いたらこの国は一体どうなるのだろう。
次に何に生がつくのか。僕は怖い。日々を疑心暗鬼に過ごしている。
ファミマの生コッペパンへの違和感
ファミマの生コッペパンが出たのは今年の春ぐらいだったと思う。
コンビニで最初に見た瞬間から違和感しかなかった。
というか、パンの生は生地でありつまり焼いてないのはパンでないのであってありえないし許されないネーミングだと思った。
商品を購入しパッケージを見てみると小さく「※生コッペパンは生クリームをたっぷり練りこんだコッペパンです」みたいなことが書いてあった。
生クリームを多く使っているから生。。。そりゃないですよ、ファミマさん。
その論法を許したら何でもありすぎるだろ。反則であり禁じ手だ。
と思ったが、われわれ日本人は焼かない焼きそばつまりカップ焼きそばを許してしまった過去がある。あれは相当な前科だったのかもしれない。
西の人間なので日清UFOはおいしくいただいてきたけども、あの辺りから倫理の崩壊は始まっていたのかもしれない。
でもでも、大手のファミマが全国津々浦々に「生」の氾濫を許す空気を作り出したことには強烈な危惧を感じざるを得ない。
日々目にするコンビニ商品のネーミングが庶民に与えるインパクトは大きい。そう考えると本当はすごく大きなある種の責任が発生しているような気がするしよく言われる企業の社会的責任とはこういうことまで含んでいるのではないかとも思う。
「生」=淫語でしかない!性の乱れの極み!!
ゲイの世界でもノンケの世界でもAVには生セックスの文字が溢れている。
今や生は淫語でしかないと思う。
性がよりオープンになっていくことは素晴らしいこと。
しかし、オープンになればなるほどに極度な生信仰のようなものが出てきたような気がしている。
昔のAVのタイトルを思い出してみてもそこまで生生言ってなかったような。
過激さを強調するように生は多用されるようになったのではないだろうか。
今の空前の生ブームはアダルトな世界から来ていると僕は感じている。
意思決定層のおじさんたちが強烈な言葉として生を持ってきたのではないかと。
キャッチーでオールマイティーでそれでいて欲望も表す生。
生の氾濫が性の世界から日常の世界へと増え続ける令和日本。
なんと品のないことだろう。けしからん。
これは世の性の乱れの表れなのだろうか。
それとも僕が下品で淫らなだけなのだろうか。わからない。
この空前の生ブームが終わる頃には答えは自ずとわかるのだろう。