俺の出番だ!MyGO!!!!!感想
まえがき
この記事は「MyGO!!!!!」にどハマりしたオタクの感想。
褒めることしかしないので作品が好きな人大歓迎!
総括は苦手なのでメインはキャラ個々の感想が濃くなると思います。
※アニメで放送されてる内容のネタバレガンガンです。
作品全体の話
MyGO!!!!!を知ったきっかけ
元々バンドリ自体は知っていて、ゲームもやっていた。が、アニメの方は1度も触れてこなかった。
恐らくハロハピの出番が少なそうだったからだと思う。
そんなある日、羊宮さんにどハマりした俺は「あれ?羊宮さんの歌とか破壊力凄いんじゃね?」と思い、検索した。その結果。
出てきた『迷星叫』のライブ映像。
なんて表現すれば良いのか分からない唯一無二の歌声。
天才的としか言いようがない歌詞。
これを聞かされちゃったらアニメ見るしかないでしょう。
と言う訳で今に至る。
アニメの話(12話まで)
まず初っ端からバンドリーダーがバンドを辞めるとか言い出し、もう1人はバンドを楽しいと思ったことは1度もない、とぶち撒ける。
謳い文句通りのギスギスドロドロからスタート。
そこから視点が目立ちたがりの愛音ちゃんに切り替わり、見栄からバンドを始めようと燈を筆頭にプロローグのメンバー数人と関わりを持ち始める。
だが、愛音ちゃんのバンド欲は見栄でしかないことや、燈全肯定狂犬の立希ちゃん、元のバンド再結成を願うそよちゃん、自由人過ぎる楽奈ちゃんの影響でやはりギスギス。割とずっとギスギス。
しかし、愛音ちゃんの見栄は少しずつ本気に変わっていき、初ライブは大成功!かと思いきやそよちゃんの地雷に触れてブチギレられる始末。
折角ライブ成功かと思ったのに解散騒動は衝撃的で、面白かった。
確かにこの作品は人間関係の複雑さが折り重なったギスギスドロドロのストーリーで決して明るい話じゃないかもしれない。
だが!MyGO!!!!!が結成されると知っている視聴者側からすればここからどうなるのかワクワクが止まらないのも事実。
その上、中身がギスドロでも展開が綺麗であることや、恐らく視聴者が思うであろう各キャラの欠点を作品内のキャラも同じように悪い箇所だと認識しているのも面白く感じる理由な気がする。
それとギスドロの中に緩いギャグが差し込まれてるのも好き。
特にあの燈が主導で全員連れ戻したのは本当に凄かった。
そよちゃんに関しては「無理矢理じゃね?」って意見も見かけるけど正攻法じゃ無理だったろうし、あれが最適解だと思う。
再集結からの皆んなの関係性大好き。
曲の話
やっぱり度肝を抜かれるのは燈(羊宮さん)の歌声。
空気を多く含んでいるような透明感のある声から出る歌唱は冗談抜きで唯一無二。あの声を出せる人はそう居ない。と言うかもう出てこないんじゃないかと思うレベル。
次に歌詞。迷うことに迷わないをキャッチコピー(?)にしているのもあって、どちらかと言えば後ろ向きで俯きがち、だけど前に進んでいるような雰囲気の歌詞になっている。これが個人的にブッ刺さった。好き過ぎる。
一部の曲は語り?ポエトリーリーディング?があり、最初はなんでだろうと思ってたけどアニメを見た今なら納得。
バンドの楽器技術のことは良く分からないけど、格好良いのだけは分かる。
ギターソロの青木さんとドラムスティック掲げる林さんの姿は必見。
ライブの立石さんは本当に愛音ちゃんそのものだし、何より全員が楽しそうにやってるのが好き。
ライブは映像しか見たことないから是非とも行きたい。
どの曲も好きだけど個人的に推したいのは
栞
影色舞
焚音打
の3曲。
カバーならティアドロップス。
各キャラクター、声優さんの話
高松燈——羊宮妃那さん
主人公。ざっくり言うとコミュニケーションが苦手な変人で学校では「不思議ちゃん」扱いされている。
CRYCHICの解散がトラウマっぽくなってて、愛音ちゃんに誘われた時も一生バンドやってくれる?と言い放ったおもしれー女、の子。
不思議ちゃんではあるが、その感性を活かして作詞が出来る……どちらかと言えば作詩かもしれない。
2度目の解散騒動に心が折れそうになるも、初華の助言で1人ポエトリーリーディングライブを敢行。楽奈ちゃんも直ぐ参加。
一般的なコミュニケーションの苦手な燈が得意分野を活かし、詩を歌って本音を打ち明け、多くの人を惹きつけて、愛音ちゃんを力付くで引き戻し、最終的にはそよちゃんまでも連れ戻したのはもう素晴らしい!
傷付くのが怖くて踏み出せない一歩を踏み出した凄い展開だった。
「バンドやって人気者になろうとしてた愛音ちゃん」より先に学校で話題になってたのが対比になってたのかなって勝手に思ってる。
羊宮さんは引っ込み思案な燈を物凄く鮮明に演じてて凄い。特にライブシーンは圧巻。
ここ最近、俺の中で1番熱い声優で、更にその熱が加速した。
公式の写真はセンターだけど個々人のSNS写真では後ろの方に居ることが多い。可愛い。
千早愛音——立石凛さん
燈の性格が上述の通りなので、代わりに話を回してくれるもう1人の主人公。
コミュ力お化けで見栄っ張りの目立ちたがり。初見の立希ちゃんに絡まれても言い返せる気の強さもある。
打算的な性格、とまではいかないものの自分が目立ちたいが先行し過ぎる為、最初の印象はそこまで。
だが、話が進むにつれてどんどん好感度が上がっていく。
作中で唯一と言っても良いほどコミュ力が強い。ちゃんと会話するし、燈と迷子になると決めてからはギターの練習を欠かさない。
ただし、ネーミングセンスはない。
ギターも初心者で初ライブの時もガタガタだったが、クラスメイトが見に来ていたことで逆に覚醒。目立ちたがりが良い方向に作用するタイプ。しかも突然の春日影にも対応出来てた努力家。
皆んながフリーダム過ぎる中でちゃんとMCやったり、お辞儀したりする良い子。本当に話数が重なるごとに好きになる。
そよちゃんとの口論シーン大好き。
立石さんは声の特徴は愛音ちゃんだけど意外と地声が低めで驚いた。
特典の3rdライブ映像を見た限りではほんと愛音ちゃんそのまんま。バンドリ全般そうだけどアニメと現実がほぼリンクしてるの良く考えると凄い。
影色舞の「粉々に」の箇所でやる指振りが狂おしいほど可愛くて好き。
長崎そよ——小日向美香さん
お嬢様学校に通う物腰の柔らかいお姉さんのような性格。
愛音ちゃんがバンドを作ろうとしてた時に真っ先に手を差し伸べてくれた物凄く優しいベーシスト……ではなく、超が付くほど打算的で実際はCRYCHIC復活のことしか考えてなかった裏表のあるタイプ。
両親に色々あったようで、日々激務をこなす母親に心配をかけまいと行動していた結果が母親、お姉さんのような表の性格だと思われる。
その影響で居心地の良かったCRYCHICに執着していた。
と、打算的ではあるのだが背景を見れば悪人かと言われたらそうでもないような気もするし、愛音ちゃんを家にあげたりと悪人になり切れない。
終わらせると言いつつ燈の気持ちを聞いて即落ちした。
ある意味1番リアルに居る性格だと思う。どのキャラも割とそうだけど。
燈と愛音ちゃんの強硬策で連れ戻された後は、素を隠そうとすることなく皆んなと接している。素を出せる分CRYCHICよりも良い場所かも知れない。
良い顔するようになった。好き。
性格を演じてたと言う意味でベクトルは違えど愛音ちゃんと似た者同士だったり?
立石さんとは逆に地声がそのままそよちゃん。
「なんで春日影やったの!」の叫びは響いた。
ライブではリズム隊の林さんと後ろではしゃいでることが多いと言うか影色舞の2番のあの場面の印象が強い。
ベースね……格好良いんだよな。好き。
椎名立希——林鼓子さん
MyGO!!!!!の狂犬で、燈の忠犬。燈の為なら行動力お化けだが、いつもツンツンしていて空回りする。有事の時は愛音ちゃんも呼んでくれー。
とにかく燈のことが大好きで、大体燈の発言は肯定するし、「そうだよ燈は可愛いんだよ」とか本人の目の前で言えるくらいにはガチ。多分ガチ。大好物!
口も悪く、愛想も良くない。特に愛音ちゃん相手だと顕著。
ただし、その性格の影響で口論は強い。そよちゃんに春日影をキレられた時も普通にノータイムで正論かましてた。
CRYCHICが全てのそよちゃんと同様に燈が居れば良い精神が強いが、ちゃんと愛音ちゃんと楽奈ちゃんをバンド仲間として見ていた。
そんな風に言動と裏腹に面倒見は良く、野良猫と言いながらも楽奈ちゃんの面倒を見てたり、あっちからもドラムやってと頼られたりする。
それに加えて自分の間違っていたことを理解して、反省出来る良い子。
学校では紙パックちゃんとの絡みが多く描かれ、現在でもうみたきあのたき論争が繰り広げられてるとかいないとか。
どっちも良いと思う。
林さんは他のアニメでちょこっと話題になってたから羊宮さん以外で唯一知ってたメインキャスト。
クールボイスで地声も割と低めな印象で格好良い。
ライブ映像を見ているとほぼ確実にドラムスティックを空に掲げて、稀にクルって回したりするのが超格好良い。皆んな見ろ!
要楽奈——青木陽菜さん
面白いことに目がない中学生で「おもしれー女」認定した燈のバンド活動に勝手に入り込んできた神出鬼没のギタリスト。
立希ちゃんからは野良猫と呼ばれ、あだ名通りのマイペースさを見せる。突然フラッと現れて練習に参加するのに連絡しても返ってこない。そもそもアプリの使い方をちゃんと知らなかった。中学生とは言え生活能力どうなってるんだろうか。
おもしれーことと同じくらい抹茶が好き。
どうやら過去作のライブハウスオーナーの孫でギターの腕前はそんな親族が身近に居た影響かも知れない。もうその場所はなくなっているので「一生」と言った燈に惹かれた。祖母のライブハウスと言う居場所を失ってしまった迷子とも言える?
ストーリーではそのマイペースな性格からライブと練習の時以外は何処かに行ってたり、CRYCHICとも関わりがなかったりと唯一ギスドリ成分がない視聴者の精神安定剤。楽奈ちゃんが出てくると安心する。
燈のポエトリーリーディングライブでは真っ先に駆け付け、BGMを担当したり立希ちゃんを引っ張ってきたりと大活躍。
ライブ中の表情は本当に楽しそうで大好き
青木さんはこの作品で知って、ハマってしまった。
まずギター!格好良い!特にソロで台みたいなところに立つの好き。
ピアノも弾けて弾き語りも出来て歌が上手い。そしてなんと作曲まで出来る。音楽に強過ぎる……。
オフショルダージャケットにパンツルックの神ライブ衣装大好き。可愛い。
全キャラやると長くなり過ぎるのでMyGO!!!!!のメンバーのみで終わります。
考察のようなもの
祥子とCRYCHICについて
CRYCHIC解散のきっかけになった(?)祥子。「個人の問題」と言っていたり、にゃむの言動から色んな人が考察しているようにバンドを辞めたのは家の財政難が考えられる。
お遊びバンドなんかやってんじゃねぇ!とか怒られたのかも知れない。
解散じゃなくて「抜ける」と言っていて「ワタクシが居なくても練習できたでしょう」「CRYCHICは壊れてしまいましたわ」等の発言を見返しても当初はCRYCHIC自体を無くす気はなかったんじゃないかと思われる。
事実、ライブを見にきた時は燈に叱咤激励するような表情をしたり、あの雨の日も「燈はもっと練習しなきゃ駄目でしょう(意訳)」と言っている。
あの日のライブを見て、どうしても燈たちとのバンド活動が忘れられなくなりそうになった結果、それを忘れる為に例のバンドを結成しようとした?
だからお遊びじゃなくて最短でプロを目指している?
つっけんどんな態度を取っているのは自分の問題に燈たちを巻き込めないからなのかは分からないが、現状だとほぼ悪役ムーブ。
他人の人生を抱える覚悟の話をそよちゃんにしてたからそれに近いいざこざがあったのかも。
ただ、それだとにゃむに言ったセリフを燈たちに言わなかったのが謎。
睦ちゃんも関係してそうだけど現状で思いつくのはこれくらい。
とにかく展開に目が離せない!
あとがき
羊宮さんがきっかけで見始めたこの作品にここまでハマると思ってなかったし、声優さんたちも青木さんを筆頭に皆んな好きになっていく。
今までのバンドリアニメを見てきた人たちからの評価は分からないけど、今までを何も知らなくても見られるのは大きい。その上、MyGO!!!!!と言う個性的なバンドの登場はかなりインパクトが強そう。
この素晴らしい作品とバンドを多くの人に知って、1人でもファンになってくれる人が増えたら良いな。と思う反面、知る人ぞ知るものになって欲しい気持ちもあるけどそれじゃ商業的には駄目だもんな……。
とにかく最終回はまだだけどMyGO!!!!!に出会えて本当に良かったと思う。
ライブ「小さな一瞬」マジで行きたい!当たれ!当たってくれ!