フェンシング ノマド的?
ピストって?
フェンシングは、ピストと呼ばれるフェンシングのコートの上で試合を行います。通常のピストは幅2メートル×長さ14メートルです。
車いすフェンシングも、車いす用ピストがあります。
車いす用ピストは、金属のフレームを使用したものや分厚い鉄板でできたものがあり、どちらも専用の金具で固定します。
車いすの選手は上半身を使った前後の動きが激く、時には金属のフレームごと車いすが持ち上がることがあります。
そのため、固定は確実にしっかりとしていないと、ケガなどの事故につながります。固定にも金属製の大きなフックのようなものを車いすのタイヤにかけて、フレームにもフックをかけて固定します。
どれも金属製なので、重量が半端ないのです。
さすがに重さを測ったことはないけれども、準備と片付けでエネルギーを奪われます(笑)
練習場所は?
試合で相手を剣でついた時に、ランプで知らせる審判器・審判器と選手をつなげるリールなど、一つ一つが重くて保管にも場所を取ります。
クラブには、体験者やフェンシングを始めて間もない方のために、マスクや剣、グローブ・ユニフォームなどの用意もあります。
クラブ専用の練習場があればそこの一角に『マスクと剣を壁にかけて見える収納をして』なんて考えたりするのも楽しいのですが、わがクラブは専用練習場がありません。
現在は、障害者福祉センターの更衣室の一部をお借りして、クラブの道具一式を置かせていただいています。ありがたいことです。
ほぼ毎週、障害者福祉センターの体育館で練習していますが、大きなイベントが入ったり、公共事業や行事が入ると体育館は使用できなくなります。
そうなると、エネルギーを奪う道具一式をコーチや選手複数名で分けて、それぞれの車に乗せて、市内の使える体育館を予約して練習します。
道具をもってあちらの体育館、こちらの体育館と移動。
我々は、ノマドフェンシングです(笑)