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頼まれたら引き受けてみる

頼まれたら引き受けてみる
           №206
           2024.08.01

自分が得意でないこと、あまりくわしくないこと、やったこともないような新しい分野のことを引き受けるのは、こわい。こわいから断ってしまいがちだ。しかし、そこは考えものである。思い切って引き受けると、終わってみればなんとかクリアしているからである。そして私の場合、それがまたひとつ新しい世界を広げることにつながっている。
(斎藤茂太『ほがらかに品よく生きる』新講社ワイド新書)

また斎藤氏は、続けて「頼むほうにしても、どう考えても失敗しそうな人には頼まない。頼めばなんとかしてくれるだろうと思うから頼むのである。
それを「できない」と突っぱねるのは、せっかくのチャンスがもったいないと思う。私の例でわかるように、少しばかりの勇気と準備でなんとかなる。頼まれたら引き受けてみよ、だ。」と結論づけられています。

自分が経験したことがないこと、得意ではないことを頼まれた時、どんなに親しい人からの依頼であっても、引き受けるかどうか迷ってしまいます。いや、できれば断りたい。だって失敗したくないし、惨めな思いをするかも知れません。頼んだ相手に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

でも頼む側だって、お願いする人は選びます。きっと何とかしてくれるだろう、してくれるはずだと思うから頼むはずです。
ですから、頼まれたことがうまくいかなかったとしても、「頼んだ側の責任」というくらいの気持ちで引き受けてみてはいかがでしょう。

頼まれごとにより、視野が広がったり、新たな方向への道が開けたりと自分を成長させてくれる、大いなるチャンスに他なりません。

「頼まれた時がチャンス」と前向きに引き受けていきましょう。

    お読みいただき
      ありがとうございます

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