「同じものが同じものを治す」part 2
「同じものが同じものを治す」
part 2
Sullivanは入院した分裂病者の8割が退院したとChatelaineはこの本で書いている。
詳細はわからないが、その成績に他の精神科医は驚いた。
同じ者でない者は、同じ者でない者を治すことはできない。
ここに分裂病者の悲劇がある。
分裂病者は精神病院に入院させられる。
分裂病者は理解されることなく、精神病院で一生を終えることが多い。
育ちが違えば育ちが違った者を理解することはより難しい。
育ちが同じなら育ちが同じ者を容易に理解できる。
だから、同じ者は同じ者どうしで友達になりやすい。
医者は育ちがよい者が多い。
医者は育ちがよい者が多いから、私を理解することは難しい。
私自身、医局からあいつはおかしいと教授等に言われ、理解されることなくこの歳になった。
しかし、35歳ころ、精神科に入局して以来、Sullivanを翻訳しながら、自分理解に努めた。
「翻訳はやめておけ、あれは難しい、あれは60代になってからするものだ」と教授に言われた。
「60になったら気力も能力も落ち、何もできないではないか」と思った。
他大学の者が主流派のgroupに入らないとそれは悲惨な末路を迎えると医局の秘書に説得された。
私は彼らのgroupには入らなかった。
あのやり方では駄目だと現在のgroup長に言われ続け、現在に至っている。
今はgoogle翻訳がある。
あれはAI技術を使って翻訳しているんだろうと思う。
的確で、分かりやすい。
私は今能力、気力が低下した。
精神医学が患者理解をするために機能するには、私のような者、育ちが徹底的に悪い者を排除してはいけない。
そんな中から立ち上がり、現在まで生きてきた。
その中には1-2人の有力者の援助があったからそれが可能だった。
自分としては、飯が食えればいい、Sullivanのことを知ることができればいい、と思っていたのでそれでよかった。
考えてみれば、19歳、寮にいた学生時代以来、1-2名の人に助けられていた。
4人の孫ができた。
孫を動画にとり、孫が産まれたとき、そして、4つ足で這い、そして、立ち上がり、歩くようになる。
google photoで、そんなところを4人分見ている。
ああ、自分達も小さいとき、こんなふうだったんだ、
自分たち夫婦が息子、娘を育て、一人立ちさせ、結婚を許可した。
孫が生まれ、夫婦は爺婆になった。
そんな経緯をたどる中で、自分たちが生まれたときはどういう風だったか、自分の両親、自分の爺婆はどういう気持ちだったか、それを知ることができる。
親としての仕事をやり終えたこと、子供が自立し、子供がこどもの親となったこと、孫が日々成長していくのを見る。
そのたびに爺婆は幸福感に包まれる。
私は
Sullivanが言っていることは正しいことを確かめることができる。
Sullivanの理論を
自分にあてはめて考えるとき、役にたった。
Sullivanの考え方を知って、孫を観察し、孫に関わりを持つとき、非常に役にたった。
私は親に異常な育てられ方をした。
これでは普通に生きていけないということがわかった。
それで精神科にきた。
自分で自分を治そうと思ったからだ。
自分のことがよくわからなかったからだ。
そして、Sullivanにめぐりあった。
Sullivanの言うことがいちいちもっともで、私は助けられてきた。
子供が結婚した。
孫ができた、孫が正常に成長し続けている。
これらの事実はSullivanの言っていることが正しいことを証明している。
そして、今に到るまでSullivanの言っていることは中心的な課題であり続けている。
私を世に出しておれば、何十人もの多くの分裂病者は娑婆で暮らすことができたであろう。
私はこのような奇特な経験をしています。
兵庫県知事が県組織の中で経験されている経験に、私が現在に到るまでの経験は似ている。
斉藤県知事はほとんどすべての職員が反対する組織で働いておられる。
私は今、春日井市のあさひが丘ホスピタルという精神病院にて職を得ています。
毎週月曜日、午前中のみの勤務です。
もし、外来受診を望まれられるお方がおられれば、そこへ電話していただきたい。
そのとき、「internetで梅村の書いたnoteを見た、梅村を受診したい」と言って、梅村を指名してください。
主治医によって、何を言うか、人生経験によってかなり異なります。
治療による予後についてもかなり違ってきます。
不眠症でもいいので、
一度受診して、気があえば、気が楽になれば、そんな医者がいるんだという情報を得るだけでもいい。
また悪くなったとき、また行けばいいという情報となります。
幼児、小学生、中学生、高校生も相談にのることができます。
私は自分のこどもを自立させ、孫を産み、養育するところまで持っていった経験、実績があるからです。
幼児教育にも相談にのれます。
幼児教育はその子の人生にとって非常に大切な領域です。
現在、孫を観察し、いくらか幼児、小学生に接する機会を得ています。
私がよく知っていると思う病気は分裂病です。
病者を安心させます。
不安神経症もみれないことはないです。
可能です。
躁鬱病、鬱病は、話はしますが、ほとんど投薬のみの治療となります。
なぜこういうことを書くかというと、問い合わせがあることで、病院の私に対する評価が変わる可能性があるからです。
病者にとって、私という者が実在していることを病院に問い合わせることで確かめてもらえるからです。
通院が行われることで病院に貢献できるからです。