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大阪の男歌を妖艶な女性ジャズシンガーが唄う
57歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介(R)第89弾!
「Otokouta」 青紀ひかり
2012年発売
本日紹介するのは前回紹介した(たなかりか)と同様、本業はロン・カーターとも共演しているジャズシンガーの(青紀ひかり)。
(たなかりか)と同様のカバー曲の企画アルバムです。
違う点はカバー曲総てが男性の歌で、しかも内容が大阪が舞台の歌という点。
中々攻めた企画ですが、これが想像を超える名盤なんです。
先に選曲と元歌を紹介します。
1. 悲しい色やね(上田正樹)
2. 酒と泪と男と女(河島英五)
3. ダンシング・オールナイト(もんたよしのり)
4. 胸が痛い(憂歌団)
5. やっぱ好きやねん(やしきたかじん)
6. 夜の海(桑名正博)
7. プカプカ(西岡恭蔵)
8. わがまま(上田正樹)
9. 大阪で生れた女(BORO)
10. シングルベッド(シャ乱Q)
11. 月のあかり(桑野正博)
本とんどが超有名曲ですが、(プカプカ)なんて渋い曲も入ってます。
これだけの有名ヒット曲ばかりだと、聞く側も本家のイメージが強いし、大丈夫か?
という印象あったんですが、ちゃんと青紀色に染め上げています。
決して滅茶苦茶唄が上手いタイプではないけど、色気は最強!
男歌とは思えない色気に溢れております。
(たなかりか)同様、企画物も馬鹿に出来ないな~と思わせてくれた名盤です。
評判が良かったみたいで、2016年(otokouta…Midnight in the Rain)、2020年(otokouta…Nostalgia)シリーズ化されています。
どちらも聞いてますが、やはり今作が選曲&大阪に拘ったと言う点が実に素晴らしいので紹介します。
皆様にはダイジェストがありましたのでUPしておきます。