K-POPならぬ、K-JAZZ
57歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介(R)第90弾!
「Same Girl」 Youn Sun Nah
2010年発売
本日紹介するのユン・サン・ナという韓国のジャズシンガーも意外と知られてない存在だと思う。
私が彼女に興味を持ったのは今作の前に出たデビューアルバム(VOYAGE)の中でトム・ウェイツをカバーしてたのを聞いた時。
イメージビデオみたいな音源しかなかったです(画像は本人じゃないですが音は本人です)。
これを聞いて中々いいなー思い聞いたのが出会いでした。
韓国と言えばK-POPなので、JAZZというイメージが全くなかった。
でもユン・サン・ナは世界のジャズメンからは知られる存在で、今作もドイツのACTレーベルからの発売で、凄いメンツが関係してます。
プロデュースをしたのが、ラーシュ・ダニエルソン(G)で、ウルフ・ワケニウス(B)も全曲参加しております。
ドイツのジャズメンの重鎮が支えているのを見れば、彼女の才能の高さが分かります。
演奏は重鎮二人にパーカッションのみのシンプルスタイル。
選曲は彼女のオリジナル中心に、タイトルになったSameGirl(ランディー・ニューマン)や、エンターサントス(メタリカ)のカバー。
そしてデビュー作同様、韓国の伝統音楽のカバー一曲と、スキャットだけの曲もあります。
全体的には静かな音作りです、ジャズというよりもアバンギャルドでワールドな音という感じです。
ジャンル分けが難しい作品だけど、他にはない名盤だと思います。
皆様には持ち味のひとつである、スキャットだけのLIVE演奏を。
アルバムの中ではギターと二人だけですが(それもカッコいい)、オーケストラとのLIVEバージョンを。