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ブルーノートならでは極上の音
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第68弾!
「AMERICAN CLASSIC」 WILLIE NELSON
2009年発売
本日紹介するのはカントリーの大御所である、ウィリー・ネルソン。
現在も御存命の生ける伝説的存在です。
とは言えカントリーにそれ程興味のない私なので、学生時代はウィアー・ザ・ワールドに出てるオジサン位の認識でした。
初めてちゃんと聞いたのは1978に出た(Stardust)というジャズのカバーアルバムでした。
当然リアルタイムではなくCD化されてモノです。
ジャズも唄うんだと思い聞いてみたんです。
正直歌が上手い訳でもないので、味わいで聞かせる感じの一枚でしたが、それなりにハードローテーションで聞きました。
その後意識してアルバムを聞く事は無かったんですが、今作で再び興味を持ちました。
同じくスタンダードジャズのカバーアルバムなんで、企画自体は同じなんですが、ブルーノートに移籍した一枚なので滅茶苦茶興味があったんです。
速攻でGET!
これが想像起を超える極上の出来栄えでした。
参加メンバーがまず凄い!
ジョー・サンプル(P) アンソニー・ウィルソン(G)クリスチャン・マックブライト(B) ルイス・ナッシュ(Dr)などの凄腕メンバー達。
ゲスト・ボーカルにダイアナ・クラールとノラ・ジョーンズという、ブルーノトを代表する歌姫達。
そしてそれらを纏めるアレンジャーが、これまた実力者のジョニー・マンデル。
凄い才能が集結し極上のスタンダードジャズアルバムを作り上げました。
ウィリーの唄も、心なしか何時もより丁寧で上手く感じます。
テクニックではなく正にアジで聞かせる最高峰の出来栄えです。
ウィリーの晩年の最高傑作だと思います。
アメリカがアメリカらしかった時代の最後の生き残りという感じの存在。
ブルーノートも良い仕事しました。
皆様には全曲上がっていたのでUPしておきます。